大阪地検特捜部の証拠改ざん隠蔽事件で犯人隠避罪に問われた元特捜部長大坪弘道被告(58)と元副部長佐賀元明被告(50)が、12日に大阪地裁で開かれる初公判を前にそれぞれ記者会見し「信念に基づき、裁判を闘い抜く」と、検察組織との全面対決に向けた心境を語った。
2人は、村木厚子元局長(55)が無罪となった厚生労働省文書偽造事件で、部下だった前田恒彦元主任検事(44)=実刑確定=が証拠品のフロッピーディスクを改ざんしたことを知りながら隠した、として起訴されたが、「故意ではなく過失と聞いた」と一貫して無罪を主張している。