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グーグルは6日、ホンダと協力し、台風12号で被害を受けた紀伊半島の道路通行実績をウェブサイト上で公開した。通れる道路、通れない道路を判断する参考情報として、支援活動などに活用してもらうねらいだ。(アサヒ・コム編集部 藤坂樹理)
情報は、ホンダが運営するインターナビの搭載車両から集めた走行データをもとに同社が作成し、グーグルに提供。http://goo.gl/kiwupで公開している。前日の午前0時から深夜12時までの24時間に▽通行実績のなかった道路▽通行.実績のあった道路▽混雑が発生していた道路などを、それぞれ色分けして表示できる。パソコン、スマートフォン、携帯電話からアクセスでき、当面の間、毎日午前10時ごろ情報を更新する。
データはあくまで前日の実績で、データ収集車は車両全体のごく一部。実際の道路状況を完全には反映できず、すでに状況が変わっている場合もある。前日通行できた道路でも、新たに規制がかかる可能性があるので注意が必要だ。グーグルとホンダは「あくまで参考情報として使ってほしい」と呼びかけている。
インターナビは、ホンダが運営するカーナビを利用した双方向型の通信サービスで、対応機種を搭載したホンダ車のオーナーが会員登録すれば利用できる。8月現在で134万人の会員がいるという。