韓国“北朝鮮の列車で爆弾発見”
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韓国“北朝鮮の列車で爆弾発見”

9月7日 6時20分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

韓国政府が、去年2月、「北朝鮮のピョンヤンから中国に向かう列車の中で爆弾が発見された」とアメリカ政府に伝え、北朝鮮国内の情勢がさらに不安定になっていると分析していたことが分かりました。

これは、アメリカ政府の内部文書などをインターネット上に掲載している「ウィキリークス」が、ソウルのアメリカ大使館から去年2月に本国に送られたという公電を公表したものです。それによりますと、当時、韓国大統領府で首席秘書官を務めていたキム・ソンファン氏が、アメリカ国務省のキャンベル次官補とソウルで会談した際、その前年に北朝鮮が行った通貨の切り下げが「国民の間で強い反発を招いている」と述べ、北朝鮮国内の情勢がさらに不安定になっているという見方を示しました。そして、キム首席秘書官は具体例として、「ピョンヤンから北京に向かう旅客列車の中で北朝鮮の警察が爆弾を発見した」という情報を韓国の情報機関が入手したことを明らかにしました。このほか公電によりますと、キム秘書官は、中国の温家宝首相がおととし10月、北朝鮮にコメ6000トンと大豆2万トンを支援すると約束したものの、北朝鮮側にとっては十分な量ではなかったという見方を示したということです。