北九州の味「ぬかみそだき」送る
北九州の味「ぬかみそだき」送る 09/05 16:34

東日本大震災で津波の被害にあった海辺のまちの人たちに魚を使った郷土料理を食べてもらおうと、北九州市の食品製造販売業者が、イワシやサバを甘辛く煮た「ぬかみそだき」を送りました。

「ぬかみそだき」を送ったのは、北九州市の食品製造販売業者「ふじた」です。

ぬかみそだきは、イワシやサバなどの青魚をぬかみそや香辛料と一緒に甘辛く煮た北九州ではおなじみの郷土料理です。

じっくり煮たイワシやサバを保存用のパックに入れ、発泡スチロールの箱に詰めていきます。

同じ海辺のまちで日ごろから魚を食べてきた人たちに届けようと、合わせて800パックを、宮城県女川町と石巻市に向けて発送しました。

一方、その宮城県から福岡市の高島市長を訪問したのは、仙台塩釜港で貨物の運送などを手がける三陸運輸の専務らです。

仙台塩釜港では、コンテナを移動させたり積み上げたりする11台の荷役機械が、津波ですべて壊れました。

これを受けて、福岡市の第三セクター博多港ふ頭が、「ストラドルキャリア」と呼ばれる大型機械を提供したことから、お礼に訪れたものです。

三陸運輸の布施義光専務は、「荷役機械は新しく発注すると1年くらいかかるので、大変助かりました」と感謝の言葉を述べました。