NHK岩手県のニュース　盛岡放送局

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原乳の放射性物質 基準以下

岩手県が県の南部の乳業施設に集められた原乳の放射性物質を調査したところ、いずれも国の暫定基準値を大きく下回っていました。岩手県は、東京電力・福島第一原子力発電所の事故を受けて、県内の原乳が集められる乳業施設で原乳に放射性物質が含まれているかどうか調査を続けています。
今回は県の南部の５つの市と町の乳業施設で採取した原乳を調査し、大船渡市、遠野市、一関市の施設で集められた原乳から放射性セシウムが１キロあたり１４ベクレルから１８ベクレル検出されました。これは国の暫定基準値の１キロあたり２００ベクレルを大きく下回っており、県は、「飲んでも健康に影響はない」としています。
また、金ケ崎町、西和賀町では放射性物質は検出されませんでした。県の調査では、２週間前に県の北部を対象に行われた際も一部の原乳から微量の放射性セシウムが検出されたものの、いずれも暫定基準値を大きく下回っていました。県は今後も２週間ごとに県の北部と南部で交互に原乳の調査を続けることにしています。

09月06日　21時43分

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