いつぞやのライブレポです。
これ、本当は先月には完成してたんです。
ただ、PC自重期間中に、色んな場所に未整頓のファイルを丸投げしてたんで
発掘に時間がかかりました。
我ながら情けない・・・。
本編は長いので折り返してあります。
−−− ここから本編 −−−
すっかりパソコンから離れているうちに月日が経ちまくったような気がしますがorz
みとせさんの一橋祭ライブの感想です。
もう今更ですいません。
メモは取っていないので、色々抜けているかもしれませんが何とか思い出します。
このライブを知ったのは、郵送での整理券取得締切の前日(というか前々日の晩ですね)に
みとせさんがブログで書かれた記事でした。
その日は空いてたし、目の前で録音するというところに惹かれて
時間もないし勢いで申し込みました。
会場に着いて見てみると想像していたよりずっと大きくて凄く趣のある講堂でした。
(有名な所なんですよね。無知ですみません・・・)
席も前数列しか埋まってなくて(一列30人位座れそうでしたが)ちょっと拍子抜け^^;
前の方で見られるのはいいですが、
外部から招いた方でこの有様はちょっとなぁ・・・と思わないでもない。
学内の人を動員するとか、告知を早くするとか、やりようはあったんじゃないかなと思いました。
しかし、同じ時刻に別の場所で村山由佳氏の講演会が行われていたので、そっちに人が流れてた可能性は高そうです。
ライブの前後に会場でかかっていたBGMは、
ヒュムノスを中心に、水唱(とらのあなSummerMix1)と、後数曲ほどだったと思います。
スフィリアと染〜SEN〜とハーモニウスフュージョンがかかっていたのは確か。
デスペディアは・・・どうだったかな?
アルバムは『クローシェ』と『サヴォン』しか持っていなくて、知らない曲もいくつかありました。
お客さんはみとせさんのファンの方が圧倒的に多かったように見えました。
遠方から来てるよ!ってオーラが出てる人も多かったです、大きなリュックを背負っていたりして。
メモ帳を開いて待機している人も結構いました。
ライブ開始はまず『EXEC_RIG=VEDA/.』。
本当に正直な感想を言うと・・・、高いところがちょっと辛そうでした。寝起きでまだ声が出てないような(汗)
勿論ちゃんと高さは出てるんですがパワーが足りないっていうのかな。
と思っていたら曲の後のMCで、いつもはまだ寝てる時間なんですけど・・・っておっしゃってそれもそうか、と(笑)
あまり午前中にライブって多くないですもんね。
録音なんかもやっぱり午後に行われることの方が多いんでしょうか。
まずは多重録音についてのお話。
端的に言えば一人で何声も重ねて録音すること、ですよね。
これを行う意味については、同じ人間の声がいくつも同時に聞こえる状況って本来はあり得ないので
(ホーミーはありますが・・・)、
どことなく普通と違う、不思議な感じのする曲に仕上がります。
そこで、神秘的なシーンに挿入されたり、ファンタジーのゲームに使用されたりすることが多いとのことです。
声の重ね方にもいくつかあって、
一つ目は聖歌隊のような綺麗な響きの声と和音を重ねて、祈りや神々しいイメージの曲にする方法
二つ目はブルガリアンヴォイスのように、土着的な発声と不安定な音の重ね方によって力強さを出す方法
(もっとあったかも)
それぞれ例として曲を流してらっしゃったんですが、これも曲名についてはおっしゃっていたかどうかすら覚えてないです・・・。
和風の曲にブルガリアンヴォイスのようなコーラスが合う、という話もされていました。
日本に古くから伝わっている曲よりも、何故か、より和風なイメージがすると。
これは、伝統的な曲に触れる機会がめっきり減ったために、和の曲も今の人々にとっては遠い存在であり、
自分の国の昔の曲のはずなんだけれど、想像でしか知らなくて、
どちらもその土地の慣習や信仰に密着して歌われてきたものなので、
想像のなかの郷愁のようなものを感じるのかも・・・という趣旨のお話だったと思うのですが、
もしかしたら解釈を間違えているかもしれないですorz
ヒュムノス・リグヴェーダがまさにそうですよね。
その次は、今回のメイン、多重録音の実践ということで、ここで井上氏が登場。
ステージ上での録音なので、いつも使用しているものではなく小型の録音機材で行いますとのことでした。
題材はカタンから『雪のおどり』の一節。
この曲は、雪が降り始めて、もっと降って、どんどん降って、しまいには雪で世界が滅亡しちゃうという趣旨の曲らしい(笑)
使うのは最後の怖くなる直前のサビのようです。
まずは伴奏のみを聴かせて貰いました。
結構静かな部分なので、オケもシンプルです。
これに、主旋律を乗せます。
曲を聴きながら、みとせさんがステージ上でマイクに向かって歌ったものを録音。
その場で重ねたものを聴かせてもらうという不思議な事が起こっていました。
主旋律の入ったオケを聴きながらハモリを録ります。
何故聴きながらかというと、同じ人が歌っても、歌うごとに気持ちの乗せ方や空気感がちょっとずつ変わってくるので
聴きながらやった方が良いらしいです。
逆に、ヒュムノスのデスペディアのような、土着的で荒々しい感じを出したいときには
敢えて他のパートを聴かないでよごしながら重ねていく場合もあるとのこと。
これで、主旋律とハモリが録り終わったので、次は主旋律とは別のメロディのコーラスを録ります。
主旋律の後ろで流れる、あーあーあーあーっていうコーラスのことなんですが。
ステージ上で3パターン、用意していた音源で1パターンの計4声を重ねました。
みとせさんが緊張のあまりさっき歌ったのと同じパートを歌ってしまったり、
途中から別のパートに行ってしまったりと、アクシデントもあって、
そのときのみとせさんと井上さんのやりとりが普段の録音風景を彷彿とさせて面白・・・いと言うと失礼ですが、
大変興味深かったです。
これを踏まえてライブの続き。
先ほど録音した曲を通しで歌うということで、ライブ再開1曲目は『雪のおどり』。
そして、造語との相性も良いということで、造語の曲『Mindsphere』。
感情をそのまま音にするので(攻撃的な気持ち→破裂音など、優しい感じ→ナ行・マ行 というように)、
何を言ってるか分からないんだけど、どういう気持ちなのか何となく分かるような気がするということらしいです。
最後は綺麗なコーラスの『星によせて』。
ということで、アンコールもなく、1時間という短い時間でしたが、興味深いお話とすてきな歌声を堪能することができました。
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やっぱりかなり忘れちゃってるかも・・・。
とりあえず思い出せるだけ思い出しました。
ここまでお付き合いいただいた方は本当にありがとうございました。
今年も宜しくお願い致します。
レポありがとうございます。待ってました!行きたかったなぁ…
しかし数列しか埋まってなかったとは…。
リグヴェーダ、やっぱり朝から高音は難しいですし、ねぇ…
多重録音のいい機械(自分も今挑戦中なので)と、土屋D曰くのみとせサイザーが欲しいです。
何とか書き上げられてよかったです。
こちらこそ遅くなりましたが今年も宜しくお願い致します。
すごく広くて、ゴシック調と言うんでしょうか、
聖歌が聞こえてきても違和感のないような素敵な講堂だったんですが、
会場が大きい分少ししかお客さんがいないように見えてしまって
ちょっと寂しい感じでしたね・・・。
勿体無いとしか言いようがなかったです。
Askaさんの多重録音!?
それはいったいどこに行ったら聞けるんですか!?
すごーく気になります・・・。
声のトラック数が増えるほど、
良い録音環境じゃないとノイズが混じってしまいますので
いい機械は切実な問題ですよね。
まあ、みとせサイザーがあれば問題は一気に解決なんですけど(笑)
あの日テスト期間でなければ、と未だに悔やんでいます…。
行きたいイベントが事あるごとにテスト期間なんです(泣)
まだ完成してませんが、某動画サイトをそれとなく探したらいつか出てくるかも知れませんよー。
お聞かせできる程のものではありませんが、ね。
録音機械は学校から借りたマイクですから…どうしても雑音が…!
歌を入れる直前までマイク切る、とかいろいろ工夫はしてみましたがやっぱり雑音だらけです…。
みとせサイザーで一緒に謳う気分を味わえるでしょうか(笑)。
と思ったけど、そんなのがあったらみんな使ってますよね(苦笑)
そのいつかを楽しみにしています。
(探し当てられるかどうかはわかりませんが・・・)