オーストラリア・シドニー(Sydney)西部のパラマタ(Parramatta)で、10代前半の少女を連れて法律事務所に立てこもり、割った窓から手を突き出した中年の男(2011年9月6日撮影)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD
【9月6日 AFP】(一部更新)オーストラリア・シドニー(Sydney)西部のパラマタ(Parramatta)で6日午前9時(日本時間同日午前8時)ごろ、中年の男が娘とみられる少女を連れて法律事務所に立てこもったが、11時間後に警察が突入して男は逮捕された。
警察は投降するよう男を説得する一方、男が爆弾を所持していると話したことから、現場に通じる道路を封鎖し、近辺のオフィスに勤務する人々を避難させた。
法律事務所の所員が記者らに語ったところによると、男は法律事務所に入るなり、ある人物に会わせるよう要求したが、事務所のスタッフたちは、その人物を誰も知らなかった。また、男は背中のバックパックには爆弾が入っていると話したという。
現地のテレビは、上半身は裸で頭には弁護士のかつらを被った中年の男が、法律事務所の窓から外を見ている映像を放映した。男はその後ガラス窓を割って穴を開け、手書きのメモを落としたという。
少女は12歳で、保護されて現在は家族が世話をしている。疲れた様子だったが、それ以外に危害は加えられていないという。逮捕された男が犯行に及んだ動機は分かっていない。(c)AFP
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