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約3万平方メートルの敷地に
4815枚の太陽光パネル |
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福島第一原発の事故を受けて自然エネルギーへの関心が高まる中、北陸電力は6日、石川県志賀町で今年3月に運転を開始した太陽光発電所を報道陣に公開しました。
この志賀太陽光発電所は今年3月に運転を始めましたが、東日本大震災の影響などで公開が遅れていました。
志賀原発から2キロ離れたおよそ3万平方メートルの敷地に4815枚の太陽光パネルが並んでいます。
普段は無人の状態で、コンピューターを使って、運転状況を確認しています。
発電出力は1000キロワット、いわゆるメガソーラーと呼ばれるものですが、夜間など、稼動できない時間も多いため、設備の利用率はわずか11%ほどです。
年間に発電できる電力量は、一般家庭およそ250軒分の使用量に相当する100万キロワットアワー程度。
これは、志賀原発2基がフル稼働した場合、およそ30分で賄える電力量で、北陸電力は主力はあくまでも原子力発電だとしています。
担当者「一番の主力は原子力発電だが」「太陽光発電、風力発電なども組み合わせて低炭素社会の実現を行っていきたい」
富山県内では富山市婦中町に設置されたメガソーラ―が今年4月から運転を開始しています。
来年度には石川県珠洲市と福井県坂井市にもメガソーラーが建設される予定ですが、それでも水力を除く再生可能エネルギーによる発電電力量は、全体の1%程度にとどまる見込みです。
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