ライフ経年劣化原発は廃炉へ 新規立地・建て替え進まず2049年に原発ゼロも+(2/3ページ)(2011.9.5 23:02

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経年劣化原発は廃炉へ 新規立地・建て替え進まず2049年に原発ゼロも

2011.9.5 23:02 (2/3ページ)

 だが、原発事故では、その1号機が最初に深刻な状況に陥り、危機が連鎖していった。定期検査で停止した原発の再稼働問題でも、地元には老朽化原発への不安が強い。政府は今後、廃炉の基準を定める方針を打ち出しており、延長の見直しは避けられない。

 新規立地も厳しい。すでに着工し建設中の原発は、中国電力島根原発3号機のほか、青森県の電源開発大間原発、東京電力東通原発1号機の3カ所。しかし、大間と東通は震災後に「地元感情」などを考慮し、工事を中断。島根原発3号機は、今年12月の運転開始を予定しているが、震災前に一部不具合が見つかったこともあり、稼働の見通しは立たない状況だ。

 政府は「2030年までに14基の新設を目指す」としたエネルギー基本計画を白紙から見直すことにしており、着工前の計画は撤回を余儀なくされる可能性が高い。

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