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道内

養護施設の女性職員 男子高生に性的虐待 

(09/06 16:00)

 道内の児童養護施設などで2009年度、職員が入所中の高校生と性的関係を持つなどの虐待が2件行われていたことが6日、道の調べで分かった。

 道によると、児童養護施設の女性職員は、入所していた男子高校生と交際して性的な関係を持った。道は立ち入り調査した上で、性的虐待と判断。施設運営の事業者に対して、管理体制の強化を指導した。男子高校生は今春、高校を卒業して施設を退所したという。

 また、小規模な住居型の児童養育施設の職員は、指をしゃぶる行為をやめない幼児に対して「指を切ることができる」とはさみを見せて幼児を脅した。

 道は、周囲にいた小学生もその様子を見ることにより、心理的虐待を受けたと判断した。

 道は、施設の所在地や、虐待が行われた時期について「懲罰目的ではない」として明らかにしていない。

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