NHK栃木県のニュース　宇都宮放送局

• 
• 

脳卒中の個人情報２人分紛失

栃木県が県内の脳卒中の患者の実態を把握するため、医療機関から集めている２人分の患者の調査票の写しを紛失していたことがわかり、県はトラブルを公表し、謝罪しました。県は、個人情報の悪用は確認されていないと説明しています。
栃木県によりますと、紛失したのは、県が医療機関に作成を依頼している脳卒中の患者、２人分の調査票の写しで、患者の名前や住所のほか、症状や合併症など２４項目が記入されています。
県は脳卒中の患者の実態を把握して対策を検討するため、１３年前からデータを集めていて、ことしの７月下旬、調査票の内容を照会するため日光市内の医療機関に写しを郵送しました。
しかし、８月下旬になっても調査票が返送されてこないため、県が医療機関に確認したところ、郵送される途中で紛失したと見られるということです。
県は「このようなトラブルが発生し申し訳ありません」と謝罪するとともに、今後、配達記録ができる郵便を使うなど、再発防止に努めるとしています。
栃木県は今のところ、第３者による情報の悪用は確認されていないと説明しています。

09月06日　12時56分

•