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2011-09-06(Tue)

[]ウェブサイトの課題発見のために、筆者が普段から使っている「解析系ツールボックス」の中身を紹介!

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新しいサイトを分析する際に私がよく利用している無料ツールを紹介いたします!これら良く使う「道具」は私にとっての大切なツールボックスです。今回はその中から15個のツールをピックアップして紹介いたします。どのツールも無料で、私自身定期的に利用しているものばかりです。「定番物」も多いですが、使い方などの関連記事もあわせて紹介していますので、一緒にチェックしてみてください。




1:GoogleAnalytics+GAwithSBM+Excellent Analytics

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サイト:Google Analytics


言わずと知れた無料のアクセス解析ツールです。関連書籍やオンライン上での情報も豊富で、アクセス解析という分野を広めるのに大きく貢献したツールです。アクセス解析ツールが入っていない場合は、まずはこのツールを必ず導入しています。


そしてGoogleAnalyticsをパワーアップさせるために以下の2つのツールを追加しています。


一つが「Google Analytics with SBM」です。これはFirefoxやChromeで使えるプラグインで、サイト内のコンテンツ単位あるいは流入元の、Twitter/Facebook/はてなブックマークのソーシャルブックマーク数が見られる機能です。PVだけではなくソーシャルブックマークされた数や割合でコンテンツを評価できるようになります。


もう一つが「Excellent Analytics」です。これはプログラムをインストールするとExcel上からGoogle Analyticsのアカウントにアクセスしてデータを取得できる機能です。画面上で行えない掛け合わせのデータが取得出来たり、その後にデータを加工してレポートを作成したりしたい場合に非常に便利です。


なお、実装にチャレンジできる方であれば、外部リンクやダウンロードの計測、ロード時間の計測など、様々な計測が行えるようになる「gaAddons.js」の実装をオススメします。

【関連記事】

アクセス解析を使ってサイトの課題を発見する12のステップ

Google Analyticsを利用したサイトの分析方法を12のSTEPで紹介


「ページビューは低いけどソーシャル上では高評価」Google Analytics with SBMでソーシャルブックマーク率をチェック!

Google Analytics with SBMのインストールから分析方法まで詳しく紹介


ExcelでGoogleAnalyticsのデータを自動取得しレポート作成を短縮「Excellent Analytics」を使って必ず取得するべき3つのレポート

Excellent Analyticsのインストールから、英語の翻訳、そして見るべきレポートに関する紹介


ノーマル状態のGoogle Analyticsでは取得できないデータが取得できる!ダウンロード数の計測、曜日の変数取得…「gaAddons.js」を実装しよう

gaAddonsの実装方法から見られるレポートまで、わかりづらい部分を紹介




2:Arest

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サイト:Arest

Google Analyticsのデータを取り込んで最適なレポートを作成してくれる無料サービスです。Google Analylticsのどのデータを見てよいかわからないときに便利です。私も新しいサイトを分析する際は、一度はこのArestを通して当たり所を見つけています。無料でレポートまで作成してくれることに驚きです!

【関連記事】

GoogleAnalyticsのデータから、無料で「使える」分析レポートが作成出来る『Arest(アレスト)』レビュー

Arestを徹底的にレビューした記事です。オススメのレポートとその活用方法などもあります。



3:WebAnalyst

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サイト:WebAnalyst

3つの指標だけに絞ったアクセス解析ツールです。「アクセス解析ツールは難しい!」という人に数値を見てもらう時にオススメです。目標の達成度合いや大きな変化をすぐに見つけることが出来るという事もあり、このツールだけをとりあえず見ておいたほうが良いよと伝える場合もあります。


【関連記事】

成果分析に特化した、「社長に見せる」アクセス解析サービス「WebAnalyst」を使ってみた

WebAnalystの各機能と見方を紹介した記事になります。



4:UserHeat

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サイト:UserHeat

UserHeatは「どこが閲覧されたか」「どこがクリックされたか」をヒートマップ形式で表示してくれます。アクセス解析ツールではわかりにくい、どこまで読まれたのか?どこがクリックされたのか?という情報が一目でわかります。見た目にもインパクトがありコンサルティングをさせていただく時に使っています。特に縦長のページに有効です。


【関連記事】

サイトの閲覧パターンを可視化!「UserHeat」をレビューしようと思ってみたが

活用方法に特化したレビュー記事になります。



5:Browsize

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サイト:Browsize

一部有料アクセス解析ツールなどでは実装されている機能を無料で使えるのがこのツール。多くのアクセス解析ツールは画面の解像度を表示してくれます。例えば1920x1080といった形ですね。しかし、これはサイトをデザインする上であまり参考になりません。というのも実際のブラウザの描画エリアは同じだと限らないためです。フルウィンドウで開いていないケースも多く、ツールバーなども加味すると実際はもう少し小さいでしょう。


これを解決するのがBrowsizeです。登録をして計測記述を追加すると、実際の描画エリアでの集計を行ってくれます。ファーストビューの割合の把握に利用したり、横幅をピクセル数の検討に利用したりといった形で活用しましょう。




6:なかのひと

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サイト:なかのひと

IPアドレスを元にどの企業からアクセスがあったかを教えてくれます。こちらも非常にシンプルですが、無料での類似ツールが無いので重宝しています。BtoBサイトで特に有効ですし、見ているだけでも充分に楽しめるツールです。ただしアイコンが表示されてしまうので、それを許容出来るサイトであればオススメしたいです。有料ツールでは「らくらくログ」などが同等の機能を備えています。

【関連記事】

機会創出を実現。BtoB向けのアクセス解析ツール「らくらくログ解析」

有料ツールですが、企業ごとの閲覧ページなどを分析するアクセス解析ツールもあります。



7:Bitly/Yourls

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サイト:Bitly

サイト:Yourls

どちらも短縮URLのサービスになります。ソーシャルメディアやメールマガジンからの流入、広告パラメータをつけたURLを短くするといった用途でつけます。クリック計測をしていないサイトにはまずこれらを使うことを推奨しています。


それぞれクリック数などの簡単な解析も備わっています。2つの違いですが、Bitlyは「bit.ly」というドメインで誰でも簡単にすぐ短縮URLが作成できます。Yourlsの方は自分のサーバーにインストールする事で自ドメインでの短縮URLを作成する事が出来ます。インストール方法などは関連記事をご確認下さい。

【関連記事】

自ドメインの短縮URLを取得してクリック分析を行う「Yourls」とGoogle Analyticsの組み合わせ分析!

タイトル通りの内容ですが、Yourlsのインストール方法も詳しく説明しています。



8:Trackfeed

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サイト:Trackfeed

ブログパーツという紹介をされていますが、自分のサイトに新しいリンクが貼られた時にその情報をメールで1日1回まとめて送ってくれたり、管理画面にログインして確認したりする事が出来ます。ほぼ全てのアクセス解析ツールだと、「新規に増えた」リンク元がわかりにくい仕組みになっているので、これを見て相手のサイトを見にいき自分のサイトを確認したり、コミュニケーションをしたりしています。小さなアイコンが出てしますのですが、ビジネスプランで非表示や機能拡張する事も可能です。




9:Website Optimizer

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サイト:Website Optimizer

サイト内でA/Bテストを行うためのGoogleが提供している無料ツールです。それぞれのパターンのコンテンツを作成してサーバー上にアップ。URLを指定すれば完成!ページ内の要素を変えてテストするMVT機能もありますが、最初はABテストで充分かと思います。作成→検証を繰り返してコンバージョン率を改善していきます。


結果が数値として明確に返ってくるので使っていても面白いですし、このツールを使いつづけているサイトは分析と改善が必ず進みます。主に分析のSTEPの後に使うツールですね。拙書「ウェブ分析論」で詳しい実装方法などを紹介しています。




10:Google Insight for Search

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サイト:Google Insight for Search

キーワードの分析ツールです。ECサイトでの商品やブランドワードなどを入力すると検索料のトレンドや、都道府県別のはやり具合、関連ワードとの組み合わせなどのデータを確認する事が出来ます。ブランドワードや扱っている商品の「流行り」や「季節トレンド」を見つけることが出来ます。


また検索エンジンでの検索回数など、検索エンジンよりの情報を取得したい場合は「Google Adwords キーワードツール」がオススメです。

【関連記事】

アクセス解析やTwitter分析など、3年間でレビューした100個のツールをまとめた『ウェブ分析ツール大全』を公開!

上記からダウンロード出来る資料の中で使い方と活用事例を紹介しています!


自社の本当のTOPページが分かる!Googleのキーワードツールが教えてくれる4つのこと

キーワードツールの紹介記事。活用方法を詳しく紹介しています。



11:AdPlanner

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サイト:AdPlanner

指定したドメインのアクセス数や、年代・性別、興味があるジャンル・キーワードなどの情報がまとめて表示されます。メニュー名などは英語ですが、比較的わかりやすいものばかりなので、誰でも利用出来るかと思います。

【関連記事】

5つのステップで競合サイトを丸裸に!無料ではじめる競合分析

こちらの記事の中でAdPlannerで表示されるレポートの日本語訳や見方を紹介しています!



12:GRC

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サイト:GRC

検索順位をチェックするプログラムです。チェックをしたいワードを登録しておくと、Yahoo!/Google/Bingでの検索順位を取得してくれます。時系列で変化を確認したり、検索結果を横並びで比較したりと、SEOを担当している人には必ず導入しておいて欲しいツールです。私も定期的に利用しています。拙書「ウェブ分析論」で詳しい活用方法を紹介しています。



13:CrowdBooster

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サイト:CrowdBooster

TwitterやFacebookを分析するためのサービスです。特に便利なのが発言ごとのRTと広まった人数をグラフで表示してくれる機能です。どの発言が広がっているか、そしてそれを広げた人がだれなのかを一目で確認出来ます。特に発言が何名に見られたかという機能を持っているツールが少なく、ソーシャルメディアの分析をするのであれば、導入していただきたいツールです。

【関連記事】

Twitter解析ツール15種比較レビュー(2011年版)

この中の1つとしてCrowd Boosterと取り上げています。



14:Twitraq

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サイト:Twitraq

日本語のメニューで非常に多岐にわたるTwitter分析を行うことが出来ます。フォロワーの属性、男女比、地域分布から、ある特定のワードとあわせて良く発言されているワードまで分析しがいがあります。Twitterアカウントを企業で使っている方は、登録しておいて全く損が無いツールです。担当者にとっては手放せないツールになることでしょう。


【関連記事】

Twitter解析をしたい全ての人へ。無料ツイッター解析ツール「TwiTraq」レビュー



15:All Facebook

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サイト:All Facebook

Facebookの分析ツールは数少ないのですが、その中で最も強力なのがこのサービスです。自サイトだけではなく、競合アカウントの発言数やいいね!数、反応率を始めとする様々な指標を確認出来ます。また発言の反応が高かったものをランキング形式で表示出来るので、自社の発言の参考などにする事も出来ます。こちらもFacebook担当者にとってはMUSTなツールです。


競合のFacebookページも簡単に分析できちゃう「All Facebook」を使ってみよう!

登録方法から、見られる全てのレポートの説明しています。




最後に

というわけで、私が良く利用している無料ツールを紹介してきました!知っているツールもあれば、新しいツールもあったかと思います。ニーズにあったツールをまずは1つ、2つ使ってみてはいかがでしょうか?参考記事も確認していただきながら、日々の業務や分析ライフにお役立てください!


他にも良く利用されているオススメの無料ツールなどありましたら、ぜひ教えてください!

てつてつ 2011/09/06 11:49 素晴らしい情報本当にありがとうございます。
1つ質問させて下さい。
小川さんは、アクセス解析を複数使っているのでしょうか?
URLの中に複数のアクセス解析のタグを入れるのに理由は無いのですが違和感を感じてしまいます・・・。

ryuka01ryuka01 2011/09/06 11:56 コメントありがとうございます!

はい複数アクセス解析を使う事もあります。
たとえばGoogleAnalytics+有料ツールなどが代表的です。

理由としては
1)片方のアクセス解析が障害等で計測出来なくても、もう一つの仕組みで確認ができる
2)データを見る人が多い場合は、見たい内容によってツールを使い分けている
3)GoogleAnalyticsでは取得できないデータを有料ツールで取得している


などがあります。


ツール同士で数値がずれたりする事もありますが、差が小さければあまり気にせず使っています。


という感じで用途などによって使い分けたり、複数利用したりしています。
お答えになっているでしょうか?
(追加の質問などございましたら、遠慮なくぜひ)

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