6日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は8600円を下回り、東日本大震災直後の3月15日に付けた8605円の年初来安値を下回った。前日比190円安の8500円台後半で推移している。上海総合指数が年初来安値を下回るなどアジア株式相場が総じて下げていることや、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が軟調に推移していることが投資家心理を冷やし、後場に下げ幅を広げた。外国為替市場で円相場が対ユーロで1ユーロ=107円台まで上昇したことも輸出関連株の売り圧力となっている。朝方は前日の欧州株の大幅下落を受けて売り先行で始まった。
市場では「先物市場で売り方が一段安を狙った売りを出し、現物株売りにつながったようだ」(大和証券の高橋和宏投資情報部部長)との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)も8月24日の年初来安値(742.24)を下回った。
14時時点の東証1部の売買代金は概算で8889億円、売買高は同14億9316万株だった。下落銘柄数は全体の76%にあたる1271、上昇は290、横ばいは96だった。
大和、スズキが午後に入り年初来安値を更新した。トヨタがリーマン・ショック後の安値に迫った。グリー、冶金工、住友重、イビデンが安い。半面、東電や関西電が高く、ポイント、ユニー、カルビーが買われている〔日経QUICKニュース〕
東証、高橋和宏、日経平均株価、トヨタ、イビデン、スズキ、カルビー、関西電、東電、グリー、ユニー、住友重
日経平均(円) | 8,615.03 | -169.43 | 6日 14:29 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 11,240.26 | -253.31 | 2日 16:30 |
英FTSE100 | 5,102.58 | -189.45 | 5日 16:35 |
ドル/円 | 76.82 - .84 | +0.02円安 | 6日 14:09 |
ユーロ/円 | 107.89 - .92 | -0.73円高 | 6日 14:09 |
長期金利(%) | 1.000 | -0.010 | 6日 13:52 |
NY原油(ドル) | 86.45 | -2.48 | 2日 終値 |
経済や企業の最新ニュースのほか、大リーグやサッカーなどのスポーツニュースも満載 詳細ページへ
日経ニュースメール(無料)など、電子版ではさまざまなメールサービスを用意しています。
(詳細はこちら)