27日、日本武道館で行われた東日本大震災復興支援チャリティープロレス「ALL TOGETHER」（東京スポーツ新聞社主催）は超満員1万7000人のファンで日本武道館が埋め尽くされた。感動と興奮の8・27武道館を〝世界の荒鷲〟坂口征二氏は「大成功」と言い切った。

全選手が今大会の目的をしっかり理解し、自分の持ち味を発揮した。
　全１０試合、それぞれ見どころがあったと思う。中でも小橋、武藤組ＶＳ矢野、飯塚組の一戦はプロレスの醍醐味がすべて入っていた。飯塚と矢野の反則プレーも「さすが」とうなった。
　悪の連係プレーに痛めつけられながらも、きっちりと料理した武藤と小橋も素晴らしかった。ファンの皆さんが期待していたダブルムーンサルトでトドメを刺すあたり、２人ともさすが千両役者だ。
　次回大会は仙台で行われる。被災者の方々はまだまだ大変な時期かも知れないけど、選手のファイトを見て元気を出してほしい。
　選手、スタッフ、関係者のみんなに「ご苦労さま」と言いたい。大成功だった。
　（坂口征二＝新日本プロレス相談役）

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