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【芸能・社会】

テレ朝系「砂の器」主演 玉木宏 原作の松本清張記念館に完成報告

2011年9月6日 紙面から

松本清張さんの約700冊という著作の表紙が飾られた巨大壁面を背にした玉木=北九州市の松本清張記念館で

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 テレビ朝日系で10日・11日の午後9時から2夜連続放送される「松本清張ドラマスペシャル 砂の器」に主演する俳優の玉木宏(31)が、このほど北九州市にある「松本清張記念館」を訪れて完成報告をした。生涯現役の偉大な作家の足跡に触れた玉木は「作家も俳優も定年がない職業。自分もそうありたい」と力を込めた。

 同記念館は1998年にオープン。約千冊に上る作品を残した清張さんの生涯や業績にかかわる多彩な展示が行われている。玉木は学芸員の説明を受けながら、約700作品の表紙が天井までビッシリ飾られている迫力ある壁面や、東京・杉並区にあった自宅を忠実に再現した展示室などを熱心に見学した。

 清張さんが亡くなった日に止まった書斎の時計に「不思議ですね」と、じっと見入った玉木。絶筆原稿の前では「最後のワンセンテンスを書くとき、どんな気分だったんですかねえ」と故人の心中を感慨深げに推し量った。

 見学を終えた玉木は「作家生活40年で約千冊。1カ月に2冊、1年で25冊。そんなに書けるものなのかと思った。作家としては遅いデビューなのに、そこからのパワーはすごい」と驚嘆した様子だった。

 一方で「撮影の前に来ていたら、けっこうなプレッシャーを感じてしまったと思う」と本音もポロリ。清張さんが生きていたら?との問いには「『しっかりやってくれよ』って言ってくださるかな」と話した。

 玉木が興味津々だったのが清張さん愛用品の数々。記念に持ち帰りたいものを聞くと「(ニコンの)カメラですね。まだ使えるし、使った方がいいんじゃないかな」と笑顔で答えた。

 

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