Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚ改名！？　ジャニーズ社長が仰天構想

　ジャニーズＪｒ．の５人組Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚと関西ジャニーズＪｒ．の５人が主演するミュージカル「少年たち〜格子無き牢獄〜」が５日、東京・日生劇場で開幕した。作・構成・演出をてがけるジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長は１０人の熱演に刺激を受け、「Ａ．Ｂ．Ｃ−ＺをＡＢＣ−ｘｙＺに改名するのはどうだろう」と仰天プランを明かした。

　「少年たち」は１９６５年からジャニーズ事務所に受け継がれているミュージカルで、少年院を舞台に少年たちの対立と挫折、希望と旅立ちを描く。昨年、１７年ぶりにＡ．Ｂ．Ｃ−ＺとＫｉｓ−Ｍｙ−Ｆｔ２の主演で復活。今年は「Ａ．Ｂ．Ｃ−ＺＶＳ関西ジャニーズ」と題し、東西対決の演出が目立つ。キャストが半裸で並びシャワーを浴びる場面の、おけで股間を隠す大胆な“おけダンス”や、丁々発止のアドリブ対決が見どころだ。

　Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚは０１年に「Ａ．Ｂ．Ｃ」として始動し、０８年に橋本良亮（１８）が加入。キレのあるダンスとアクロバットで、ＣＤデビュー前ながら同事務所のステージに不可欠な存在となっている。

　熱演を見た喜多川社長は「絵になるし、歌もうまい。あれだけの才能軍団は、外国に持っていっても恥ずかしくない」と絶賛。「グループ名を『ＡＢＣ−ｘｙＺ』にして、メンバーを増やすのもいいかも。ｘｙは『セクシー』の意味です」と新たな構想も明かした。

　昨年の同作に出演したキスマイが今年８月、結成７年目で念願のＣＤデビューを果たしただけに、Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚの今後に注目が集まりそうだ。

　また、河合郁人（２３）は７月に別の舞台で左足小指を脱臼骨折し、８月中旬に退院したばかりのため、車いすでの出演。回復は順調で「踊りたくてムズムズしています」と笑顔を見せ、「気持ちが先行して体が追いつかない」と話す塚田僚一（２４）に「それが一番ケガするから！」ときちんと突っ込んでいた。

　東京での舞台出演は初めてという関西勢の５人は、コント仕立ての場面で大阪らしい笑いをアピール。桐山照史（２２）は「ハッシー（橋本）がめちゃ面白い」と、Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚの天然キャラに対抗心を燃やしていた。２９日まで同所で。