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【コラム 撃戦記】

本家は別物 ブアカーオのムエタイを満喫

2011年9月6日

 久しぶりに“本家”のムエタイ(タイ式ボクシング)を見せてもらった。ムエタイ戦士でありながらK−1を主戦場に活躍したブアカーオ・ポー・プラムック(29)=タイ=に、である。8月7日、東京・有明コロシアムでの「THAI FIGHT EXTREME JAPAN」に出場、日本スーパーウエルター級王者牧野智昭(フォルティス渋谷)を肘打ちで2回49秒にKOした。

 04年7月のK−1ワールドMAXに初来日、魔裟斗ら日本人主力選手や欧米の強豪と熱戦を繰り広げた。キックとパンチのコンビネーションは華麗で力強く、プロのアスリートをも魅了した。

 だが、キックボクシングもK−1も、タイで600年の歴史を誇るムエタイとは別物。肘と膝での攻撃を封印したリングは、ムエタイ選手にとっては“ビジネス優先”、主武器を禁じたリングは“えせ”なのである。

 タイは将来的にムエタイの五輪種目入りを視野に置く。ブアカーオは今、国技の普及のため世界を駆け回っており、普及活動に専念している。 (格闘技評論家)

 

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