環境相“最終処分場 県外に”
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環境相“最終処分場 県外に”

9月4日 20時32分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

原発事故で放射性物質に汚染されたがれきや土壌の最終処分場について、細野環境大臣は、4日行った会見で「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮だ」と述べ、福島県以外に設けたいという考えを示しました。

これは4日開かれた就任会見で、細野環境大臣が明らかにしたものです。原発事故で放射性物質に汚染されたがれきや放射性物質を取り除く除染作業で出た土壌などの処分を巡っては、先月、菅前総理大臣が、福島県の佐藤知事に対し、一時的に管理する中間貯蔵施設を県内に整備する方向で検討していることやその施設を最終処分場にすることは考えていないという意向を伝えています。この会見で細野大臣は、中間貯蔵施設について、「具体的な場所や保管しておく期間については、地元の理解がなくては進めることができない」と述べ、施設を設ける場所などについては、今後、地元と十分話し合ったうえで決めたいという考えを示しました。また、最終処分場については中間貯蔵施設とは別だという認識を示したうえで「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮ではないかと思っている。福島を最終処分場にはしないということは、方針としてできる限り貫きたい」と述べ、福島県以外に設けたいという考えを示しました。