最終更新:2011年9月4日(日) 0時38分
茶葉からセシウム、埼玉県が自粛要請
厚生労働省が行った抜き打ち検査で、埼玉県産の茶葉から国の基準を超える放射性セシウムが検出された問題で、埼玉県は販売業者に出荷の自粛を求め、生産地の茶葉について調査を実施すると発表しました。
この問題は、厚労省が行なった抜き打ち検査で市販されている埼玉県産の茶葉から、最高で国の基準値の3倍にあたる放射性セシウムが検出されたものです。
埼玉県は3日、この茶葉が日高市と鶴ヶ島市などで収穫された「狭山茶」であることを明らかにした上で、販売している県内の2つの業者に対し埼玉県産の全ての商品の出荷を自粛し、すでに流通している商品も回収するよう要請しました。
一方、埼玉県は今年5月から7月にかけて独自に茶葉のセシウム検査を実施していましたが、いずれも国の基準値を下回っていました。
埼玉県は「これまでの検査結果を否定するものではなく検査手法に問題はない」と話していますが、今回の事態を受けて日高市と鶴ヶ島市で収穫された「狭山茶」については改めて検査を行う方針です。(03日21:19)
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