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【サッカー】あすウズベク戦 ピッチの芝ボコボコ2011年9月5日 紙面から 【タシケント(ウズベキスタン)松岡祐司】ワールドカップ(W杯)アジア3次予選第2戦で、日本代表が6日夜、ウズベキスタン代表と対戦する当地のパフタコールスタジアムのピッチの芝が深く、雑草交じりであることが4日、明らかになった。芝は波を打ち、ゴール前は土がむき出しの悪状況。FWハーフナーマイクの高さを生かすなど、生命線のパスサッカーからの「転換」が勝敗の鍵を握るかもしれない。 スタジアムの美人女性スタッフはにこやかに言う。 「芝はグッドコンディションよ!!」 緑色の外見はそうだが、内実はちょっと違う。芝はふかふかで長く、日本の平均2・5センチを上回る3センチ強。おまけにシロツメクサが生え、クローバーまで点在。日本では考えられないピッチの整備状況で、得意の速いパスをベースとしたサッカーを封じられる危険性をはらんでいる。 97年10月のフランスW杯予選でも同じ試合会場で対戦。監督交代した当時の岡田監督が最初に指揮した試合で、苦しみながらも後半ロスタイムにFW呂比須のゴールで1−1で引き分けている。また09年6月の南アフリカW杯予選では、FW岡崎のゴールで1−0で勝ってW杯出場が決定。日本にとっては決して相性が悪いわけではない。 協会関係者は「ピッチの状況は日本のようにいいわけじゃないけど、うまく対応できるはず」と心配無用を強調。アジアは広大で文化も多彩。ザック監督は「違った国とサッカー文化が異なるいろいろな国とできるのが面白い」と言った。環境面への即応性も勝ち点3の重要条件だ。 一抹の不安材料を吹き飛ばす存在も心強い。歴代の代表選手では最長身194センチのハーフナーだ。代表デビューとなった2日の北朝鮮戦で後半途中から投入されると、空中戦で強みを生かした。「これまでとは違うオプションによって、北朝鮮はメンタル的にやられていた」(ザック監督)。ウズベク戦でも有効な一手となりそうだ。 故障者続出、台風接近に続く“アクシデント”。「三重苦」を乗り越えてこそ、ブラジルロードは開ける。 PR情報
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