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最終更新:2011年9月5日(月) 14時21分

柴野元議員が自殺か、「特捜部に抗議」

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 未公開株詐欺などに問われ、5日に判決の予定だった元衆議院議員の柴野多伊三被告が、東京・港区の会社内で首を吊っているが見つかり、まもなく死亡しました。自殺とみられ、東京地検特捜部の捜査を批判する抗議文などが見つかったということです。

 警視庁などによりますと、午前9時15分ごろ、元衆議院議員の柴野多伊三被告(60)が、かつて社長を務めた港区のバイオ燃料開発会社「日本中油」の事務所で首を吊っているのが見つかりました。その後、死亡が確認され、自殺とみられています。

 事務所には、「特捜部の捜査に抗議するために死んだと伝えてください」などと書かれた「遺言書」や、東京地検特捜部の捜査を批判する抗議文などもあったということです。

 柴野被告は、「上場確実」と偽って投資家に未公開株を販売したとして詐欺などの罪に問われ、懲役6年が求刑されていて、5日午後に判決が言い渡される予定でした。東京地検は「このような事態になり大変残念。心からご冥福をお祈りします」とコメントしています。(05日13:25)