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【社会】

未来の名医が“執刀” 藤沢の病院 小中学生が模擬手術

2011年9月5日 11時31分

「腹部切開」にも挑戦。どの子も真剣そのものだ=藤沢市で

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 医師志望者の増加を願って子どもたちに模擬手術を体験させる「ブラック・ジャック セミナー」が四日、藤沢市高倉の藤沢湘南台病院(鈴木紳一郎院長)で開かれ、地元の小中学生三十五人が参加した。

 外科医の青いオペ着と手術用ガウンを着せてもらった子どもたちは、医師や看護師から「○○先生」と呼び掛けられ、会場は臨場感たっぷり。

 未来のドクターたちは、同病院地域医療センター長・高橋誠さん(51)のアドバイスを受けながら、一秒間に五万回以上振動する超音波メスでの人形の腹部切開や内視鏡トレーニングに挑戦。研修医が使う高価な訓練用キットで縫合手術も体験した。

 会場には医師でも、なかなか使わせてもらえない、価格二千五百万円のシミュレーターが二台、持ち込まれ、バーチャル映像を見ながら腫瘍摘出訓練も。子どもたちは、誤って内臓を傷つけると出血してしまう迫真の映像を見詰めながら“手術”に取り組んでいた。(市川隆太)

(東京新聞)

 

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