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2011年9月4日(日) 18:10 |
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被害相次ぎ復旧作業に追われる
台風による大雨の影響で、岡山県内では各地で被害が相次ぎ、復旧作業に追われています。
倉敷市の林地区では、3日午後、民家の裏山が崩れ、周辺の住宅が土砂に飲み込まれました。 10メートルの大木が民家に突っ込むなどして、およそ10棟の住宅に被害が出ています。 この土砂崩れによるけが人は、今のところいないということです。 近くの小学校にも土砂が流れ込み、校舎の1階をと中庭を覆い尽くしました。 当時、小学校では、台風の避難所を開設するため、職員らが校内で準備を進めていましたが、すぐに土砂崩れに気付き避難したため無事でした。 小学校は、5日は休校とし校内に流れ込んだ泥を取り除く作業を進めるということです。 岡山市では、3日の雨量が187ミリと、観測史上最大を記録、岡山県内では3日夜、河川の増水や土砂災害を警戒して、およそ29万人に避難勧告が出されました。 現在、避難勧告は、全て解除されていますが、これまでに岡山県内で4470棟、香川県内で58棟が床上・床下浸水の被害を受けています。 一夜明けた4日朝も水が引いていない地域があり、市の職員らが対応に追われました。 普段は、川沿いに露天風呂がある真庭市の湯原温泉も濁流に飲まれました。 川の水は、付近の温泉施設にも流れ込んできたということです。 台風による大雨の影響で、JR因美線は再開の目途が立っていません。 伯備線の新見から北は、まもなく運転を再開する見込みです。
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