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＜各地＞台風１２号 被害広がる |
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(9/5 01:16) |
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台風１２号に伴う大雨の影響で、近畿各地や徳島で土砂崩れや家屋の倒壊が相次ぎました。５日午前０時半現在、１８人が死亡、５４人が行方不明となっています。
このうち奈良県では、五條市大塔町で６７歳の女性の死亡が確認された他、宇井地区で住宅十数軒が土砂崩れによる濁流に飲み込まれ、消防によりますと１１人が行方不明です。天川中学校のグラウンドには川の水があふれてきて、完全にグラウンドが見えなくなっています。そしてその向こうに教員住宅があったということですが、影が全く見えません。天川村では、中学校講師の大原千幸さん（３９）が行方不明です。さらに４日朝、工事現場を見に行った建設業・植田洋一さん（４９）の所在もわかっていません。十津川村では３日午後６時半頃、村営住宅２棟が増水した川に飲み込まれ、岡美佳さん（３６）が死亡、１０人の所在が不明です。奈良県内ではこれまでに３人の死亡が確認され、２３人が行方不明です。和歌山県新宮市では、崩れた土砂に４人が生き埋めになるなど、あわせて７人が不明です。さらに、冠水した山間部の集落に住む５００人以上が「孤立状態」となり、県は自衛隊に派遣を要請しました。那智勝浦町は被害が拡大しています。那智川では土石流が発生し、車は畑の中に落ち、ＪＲ紀勢線の線路は完全に崩落しています。勝浦漁協所属の石田雅信さん（５４）が水没した車の中から遺体でみつかるなど、これまでに男女７人の死亡が確認されました。また、寺本真一町長の妻・昌子さん（５１）と娘の早希さん（２４）らあわせて１３人が行方不明です。田辺市の伏菟野地区でも、大規模な土砂崩れによって住宅３棟が倒壊。建物の中から１４歳の女性が救出されましたが、女性１人の遺体がみつかり、４人が行方不明です。午前０時半現在、和歌山県内で１３人が死亡、２９人の行方がわかっていません。
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