2010年01月03日
【訂正あり】運転中のケータイ利用が危険だとあらためて分かるポスター
2010年01月03日08:52
↑ 携帯電話の操作に夢中でハンドルを切りそこない電信柱に衝突する自動車の形跡を、打ち続けていたテキストで表している。色々と考えさせられるものがある。
ポスター全体に広がる緩やかなカーブ。そのカーブを直線に突っ切る形で文字列が配され、その先は電信柱に向かっている。文字は「OMG!!(なんてことなの)」に始まり、子供と思われる「NICK」に対して助けを求めるメッセージらしきものが並んでいる。そしてそのメッセージは画面右上の電信柱のところで止まっている。
影が付いていて宙に浮かんだ演出がなされているが、ビジュアルとしてはシンプル。単に「日常どこにでもありがちなカーブの道路」に「文字列」を足しただけのもの。しかしその組み合わせで「携帯電話に夢中になった人がハンドルを切り損ねて電柱に激突し(、その際にも文字を打ち続けた)」イメージを、見た人の頭の中に思い浮かばせる。そして改めて、運転中の携帯電話の利用の危険性を思い知らされることになる。
この広告ポスターはニュージーランドでボーダフォンが展開したもの。右下のメッセージには「あなたとあなたの子供が安心してドライブを楽しめるよう、運転中は携帯電話を使わないで下さい。それは違法行為でもあります。携帯電話を使うのなら道から外れて止まってから。さもなくば運転中は携帯電話の電源を切ってください」とある。日本となんら変わらない、日本でもそのまま通用するメッセージともいえる。
日本における携帯電話の普及率・利用率は世界有数のはず。にも関わらず、自動車などの運転の際の携帯電話の使用を戒める広告や公知は、海外と比べて随分と大人しい。理由は「よくわからない」が、もし仮にそのような啓蒙が携帯電話の販売にマイナスをもたらすと考える節があるのなら、大いなる見当違いといえる。安全と危険を認識する・させた上でこそ、自分自身はもちろん、他人に対しても安心して使う・使わせることができるのだから。
※内容に関する修正・訂正(2010.2.11.)
写真中のメッセージにつき、次のような指摘がありました。
・OMG……事故について驚くのではなく、電話の内容での驚きを示す
・Nick……電話をしながら運転をしている女性の(想い人である)男性
・NVITED……Invited、つまり招待する
・ME……私を
・2a……to a、つまり「〜に」
・Party……パーティに
→「自分が好きな男性から『パーティーに招待してあげるヨ』」というメールを受け取り、それを嬉しさのあまり他の友達にメールで伝えている間に……
確かにこの読み方の方が自然です。よって、今記事における解釈はこちらに訂正します。いずれにしても「自動車の運転中は携帯電話でのメールのやりとりは厳禁」という主旨に変わりないことにもご注意ください。
(Special thanks for Okidoki様)
これらの書籍が参考になります
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