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寺園直樹さん・知枝さん |
今年で結婚16年目になる寺園さん夫妻は、住んでいた3LDKのマンションを売却し、新築を建てることを決意します。
建築予定地は、ディズニーランドが大好きな2人にとっての憧れの地、浦安で探しました。寺園さんが購入した土地は、新浦安駅から徒歩15分程の9坪の角地。角地のため日当たりは抜群ですが、建ぺい率が60%のため、最大建築面積はなんと、たったの5坪。様々なアイデアで狭小という難問に挑む家作りが始まります。
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収納が多いキッチン |
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明るいダイニング |
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開放的なお風呂 |
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明るいアトリエ |
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緑を感じられる空間 |
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ディズニーランドの花火が見える |
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敷地面積 29㎡(9坪)
建ぺい率 60%
容積率 150% |
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そんな2人の夢を叶えるのが、デザイン性の高い個性的な住空間設計を得意とする建築家・星裕一郎。今回は、個性的なアイデアで狭小を克服する驚きの住宅を設計します。
プランは、建築面積5坪、延床面積11坪で、2階建ての3層構造。浦安は、約75%が埋立地であり、さらに川が近く地面も低いため、上物を地面から少し上げた方がいいとされており、3階建てを作ることができません。5坪の敷地の上、様々な土地問題がある寺園邸には、さらなる狭小対策が求められます。
木造でありながら、棟木だけを鉄骨にすることによって柱を減らしたり、従来のロフトではなく、珍しい構造の2層構造を採用するなど、数々の狭小アイデアが盛り込まれています。
一体、どんなドリームハウスが完成するのでしょうか?
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まずは地鎮祭。
土地が小さいため、全員が土地に入りきれません。
果たして快適な家は無事に完成するのでしょうか?
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寺園邸が建てられるのは埋立地である浦安市。
そこで、工事はまず、地盤改良のための杭打ちから始まりました。
9坪の土地に打ち込まれた杭は、なんと14本。
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着工から3週間で基礎が完成しました。
やはり小さく感じられます。 |
いよいよ上棟です。上空には電線の束があるため、クレーンが使えず、資材の搬入は手作業でしかできません。
さらにそこに150kgの鉄骨が! |
隅木を鉄骨にすることで柱をなくし、更に、大きな窓とトップライトで開放感を演出します。
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1階の床の丸い穴はバスルームになります。
しかし、その横はなんと寝室。
湿気対策は大丈夫なのでしょうか?
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気になっていたディズニーランドの花火もキレイに見えました!
工事もラストスパート。いよいよ完成間近です。
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浦安の住宅地に、シルバーの外壁が眩しく、存在感のあるドリームハウスが姿をあらわしました。
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1Fには浴室。その横には寝室が設けられました。
防水工事が施され、湿気対策もバッチリです。 |
階段の下のスペースも、ササラをなくして、収納として有効活用。
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2階にはキッチンとダイニング。
開放的で光の溢れるくつろげる場所になりました。
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庇の上には、壁で囲まれた小さなベランダが作られました。
ここから入る光は、床代わりのアクリル板を通して。
1階の玄関に降り注ぎます。
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アトリエには大きな窓が設けられ、奥さん希望の明るい空間が実現しました。
また、上のロフト部分の高さを高く、下の収納スペースの高さを低くした逆ロフトも狭小克服のアイデアです。
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限られた土地ながら、様々なアイデアで施主の希望を見事に実現した寺園邸。
ドリームハウスの完成!おめでとうございます。
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