福島第1原発の作業員、水に足をつけて被ばく=官房長官

2011年 03月 24日 17:33 JST
 
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 [東京 24日 ロイター] 枝野幸男官房長官は24日午後の会見で、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原子力発電所3号機で作業員が被ばくしたことについて、作業員が水に足をつけたところ、170ミリシーベルト以上の放射線量を浴びたことを明らかにした。

 大気中の放射線量についてはモニターしていたが、水が高い放射能を受けていたため、予期せぬかたちで被ばくしたという。

 現在、原発から半径20キロから30キロの範囲に出している屋内退避指示については、今のままで十分に継続できるか、検証を指示しているという。枝野長官は「放射能の影響とは別に社会的要請による対応については検討しないといけない。(避難の)指示を出して危険が広がったという誤ったメッセージにしてはいけない」と語った。

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福島復興を目指す市内在住のご住職は、放射能を「見えない雪」と呼ぶ。「それは根雪になり、なかなか解けない長い冬をこの福島に運んできた」と。