NHK福島県のニュース　福島放送局

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キノコに基準超放射性物質

棚倉町の林に自生している「チチタケ」と呼ばれる野生のキノコから、国の暫定基準値を大幅に超える放射性物質が検出され、福島県はチチタケを含む一部の種類の野生のキノコについて、食べたり販売したりしないよう棚倉町に要請しました。
これは福島県が県内に自生しているキノコについて行った放射性物質のモニタリングの結果、明らかになりました。
それによりますと、棚倉町北山本の林に自生している野生のキノコの「チチタケ」から１キログラムあたり２万８０００ベクレルの放射性物質が検出されたということです。
これは国の暫定基準値の５００ベクレルの５６倍にあたる極めて高い値です。
県はこの結果を受けて、「チチタケ」を含む野生のキノコのうち、マツタケや本しめじなどのように生きた木から栄養を取って成長する菌根菌類と呼ばれるキノコについて、食べたり、販売したりしないよう棚倉町に要請しました。
また、近く現地に看板を設置するなどして広く注意を呼びかけることにしています。
これと合わせて、県では周辺に自生するキノコのモニタリングを強化する方針で、ほかにも複数の種類のキノコを採取して検査することにしています。

09月04日　08時18分

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