2007-12-31
■平仮名と漢字が混ざってる…変な読み方も混ざってる
宝くじを買わないのに、NHKの「宝くじ抽せん会」を見ていました。
つうか、自分の意思とは全く関係なく、
たまたま視覚に入ってきたため、たまたま脳みそがそれを認知するという形で見ました。
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なぜ「宝くじ抽せん会」と、漢字と平仮名が混ざっているか、考えてみました。
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「宝くじ」の「くじ」
「籤」または「鬮」と書く。いずれも常用外の漢字なので、平仮名で表記されている。
テレビや新聞などは、常用外の漢字は平仮名表記をするか、漢字にルビを振るかしている。
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「抽せん会」の「せん」
辞書で「ちゅうせん」を調べてみると「抽選」「抽籤」の二通りの表記があることがわかる。
「抽せん」の「せん」は、常用外漢字「籤」なので、平仮名表記の「抽せん」となったのだ。
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「抽選」と「抽籤(ちゅうせん)」……辞書には同一の言葉として載っている。「くじをひくこと」「くじびき」
僕的には……
役員や係などをクジ引きで選び出すときは「抽選」で、プレゼントのクジ引きや宝くじなどには「抽籤」かなあ、と。
「役員に当選する」「クジに当籤(とうせん)する」……
クジを引いて「選ぶこと」と「当てること」の違いかなあ、と。誰か、教えてくれ。
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当籤(とうせん)番号の発表も見た。
たとえば「702」↓
「なな・ひゃく - れい・じゅう - に」と読まれていた。
普通に読み方だと「なな・ひゃく - に」または「なな・ひゃく - とんで - に」だが……
これについても色々と考えてみた。
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当せん番号の発表のシーンは……
(1)0から9の数字が書かれた「まと」(当せん番号の桁数の分(7枚)用意されている)に、一斉に矢が放たれる。
(2)矢が当たったところの数字が、当せん番号の各桁の数字となる。
(3)「女神」が各桁の「まと」の前から、当せん番号を一桁ずつ読み上げ、それをアナウンサーが繰り返す。
という形で行われていた。
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たとえば「702」の場合は↓
女神「なな・ひゃく」……アナ「なな・ひゃく」
女神「れい・じゅう」……アナ「れい・じゅう」
女神「に・ばん、です!」……アナ「に・ばん、となりました!!」
といった具合。
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仮にこれを「なな・ひゃく - に」とすると、
「10の位」のところで、女神もアナも黙っていなければならなくなる。
理屈としては、鳩時計の「12時」を「0時」にしてしまうと、
12時になったときに鳩が出てこられなくなってしまうのと同じだ。
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「なな・ひゃく - とんで - に」とすると、
「とんで」の箇所だけでは、何の位が飛ばされたのかが判らない。
読み上げている位を明らかにするため、そして、全ての位の数字を明らかにするために「れい・じゅう」としていたことが判る。
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今年は本当にいい年だった。嫌なこともほんの少しはあったとは思うが、昔のことなんてもう忘れた。
今までで一番熱い一年間だったと思う。
社会から見たら自分なんてゴミのような存在だが、今年はゴミなりに頑張った。ゴミだって燃えれば輝く。
今までは「ただ腐ってゆくだけのゴミ」だったが、今年は「燃えるゴミ」へと成長できたような気がする。
来年は、その「燃えるゴミ」の周りに、人々が少しだけでも暖をとりに集まってきてくれれば、と思う。
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※「ゴミだって燃えるんだよ……」ガチンコファイトクラブでのナレーションより