タイミングは最悪

＜紺野あさ美（テレビ東京アナウンサー）＞

　７月にアナウンサーデビューをしたばかりなのに、さっそく写真誌の洗礼を浴びてしまった。先週２６日発売の写真週刊誌「フライデー」に、慶大環境情報学部時代の先輩で、コンサルティング会社代表の松本剛徹氏と、ビュッフェレストランで食事をしたり、地下鉄のホームで抱き合うなど、仲むつまじい姿を撮られたのだ。しかも、食事後は、食事前に出てきたのと同じマンションへ帰っていったと報じていて同棲を疑わせる。
「紺野さんは２４歳の若くて可愛い女の子なのだから、恋人くらいいても不思議はない。ただ、タイミングが悪かった。入社したてで、アナウンサーとしてまだ駆け出しのうえ、アイドル出身だから注目されていた。周りの目が厳しいときなのだから、行動にはもっと慎重を期すべきでした」（雑誌記者）
　そもそも、アナウンサーになるのは、紺野の長年の夢。浮ついているどころではないはずなのだ。
　元モーニング娘。の紺野は１４歳のとき、「ＬＯＶＥオーディション２１」に合格。母親を伴って札幌から上京し、杉並区立富士見丘中学に通いながら、モーニング娘。の第５期メンバーとして高い人気を獲得した。オーディションの際、プロデューサーのつんく♂から「赤点だけど可能性にかけたい」といわれた“赤点娘”だっただけに、紺野は期待どおりアイドルとして大きく成長したといえる。
　しかし、１８歳のとき、グループ脱退と同時に大学受験を目指すことを発表。芸能活動から引退した。大学入学後に復帰したが、受験のために一時引退したときには、すでに将来アナウンサーに、と強く思っていたという。
「だから、大学卒業前の就職試験でキー局に軒並み落とされたときは相当悩んでました。ようやくテレビ東京の内定をもらった時は泣いて喜んだ、といわれています」（芸能ライター）

　そうまでしてなったアナウンサー。プレッシャーもあったのか、アナウンサーデビューをした紺野を見て、ファンはしきりに“激ヤセ”を指摘していた。そこへ、新恋人との熱愛報道。紺野のこれまでの恋愛遍歴を知るファンは、男運を心配しているだろう。
　紺野はまだモーニング娘。のメンバーだった０６年、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾と交際している、と一部で報道されたことがあった。藤森といえば、上野樹里や加藤夏希ら美人女優と次々ウワサになっているモテ男。しかも、その恋愛遍歴を名前は伏せながらも公の場でペラペラしゃべってしまい、“チャラ男”のイメージがすっかり定着している。ファンとしては新恋人・松本氏が、藤森と同じような“チャラ男”ではないか、心配でたまらないだろう。
　紺野より１歳上の２５歳の松本氏は、慶大卒業後、富士通に入社。大手ベンチャー企業に転職後、全国内装企業サポート協会を設立・運営している。「フライデー」によると、「千原ジュニアを美形にした感じのイケメン」。フランス映画に出演したこともあるそうだ。
　紺野とのデートの際には、紺野に食べさせるためセッセとカニの殻をむいてやるやさしさを見せていたという。モテそうである。紺野が浮気され、泣かされて激ヤセ……でなければいいのだが。

（日刊ゲンダイ2011年9月1日掲載）