「食と農の博物館」
今日は馬事公苑のすぐ近く、食と農の博物館さんへ。
「鶏の原種と野鶏の家畜化」というテーマにて、
東京大学名誉教授の正田陽一先生が講演なさるのを取材に行ってきました。


今ではおなじみの家禽となった鶏の生物学的な起源や進化をはじめ、
日本に昔からいる在来種についてなどをとても解りやすくお話いただき、
大変勉強になりました。



ちなみに正田先生は、『どうぶつのくに』の大ファンだとおっしゃってくださいました!
本日発行になった『どうぶつのくに』8月号も、早速上野動物園に
行ってもらってきてくださったとのこと。大感激です!!



現在、日本に棲んでいるどうぶつは、実はその多くが
海外から持ち込まれたどうぶつやその交配種です。
一方で、古来よりその国に存在していたどうぶつたちのことを「在来種」と呼びますが、
日本の在来種の中でもとりわけ種類が多いのがこの鶏たちなのです。



上野動物園の小宮輝之園長も、この日本の在来種というテーマについて熱心に
ご研究に取り組んでおられます。『日本の家畜・家禽』という
本を秋篠宮文仁殿下との共著で出版されていますので、
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。



また、上野動物園では特別天然記念物の「尾長鶏」など、日本の在来種の鶏が
たくさん飼育されています。
我らが『どうぶつのくに』でも、在来種の特集を予定していますので
みなさん、どうぞお楽しみに!



| 編集部 | 2009,07,26, Sunday 12:29 AM |