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2011年9月3日20時36分

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高校総体04年優勝を取り消し 福岡第一高年齢詐称問題

 2003〜05年度に私立福岡第一高校(福岡市)のバスケットボール部に在籍したセネガル人留学生選手の年齢詐称問題で、全国高校体育連盟の指導委員会は3日、同校の04年全国高校総体優勝、05年同大会3位の記録を取り消す、と発表した。高校スポーツの全国大会の優勝記録の抹消は極めて異例。国体や優勝した05年全国選抜優勝大会など、同選手が出場した他の全国大会も同じ対応を取るよう主催者側に要請するという。

 ティエルノ・セイドゥ・ヌロ・ディアン選手で、高体連は年齢詐称の証拠としてセネガル政府が日本の外務省の照会に回答した資料を使った。高体連管轄の大会には、その年度に19歳になる選手までしか出場できないが、資料によると、1982年1月4日生まれで当時21歳だった同選手は、86年10月4日生まれとするうその身分証を取得してパスポートを入手し、03年に同高に入学した。高体連の梅村和伸専務理事は「虚偽の出生証明書やパスポートが利用され、極めて悪質。高校生の健全な発達を図る総体の目的に著しく違反する」と語った。

 一方、同校を運営する都築学園の都築仁子(きみこ)総長は「我々はセネガル政府から独自に、この選手が86年生まれとする資料を入手しており、高体連に再調査を要請したが聞き入れられなかった」と語り、法的手段に訴える意向を示した。

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