マイコーギーではペットショップよりもワンランク上のかわいいコーギーの子犬をご紹介しています

マイコーギー

子犬を飼って、
あなたも「悩み」を抱え込みたいですか?

天使が来るはずだったのに、悪魔が来てしまった!

あなたが迎える子犬の「性格」って気になりますよね?

子犬について最近興味深いご相談が、私のところにあったのです。

「人の手を異常にこわがるのです、どうしてでしょうか?
物音にもすごく敏感で、いつもおどおどしている感じなんです。」

※飼い主さんの問題に対する感じ方には、個人差があります。

生後2ヶ月位の子犬なのに、他の子犬を恐れて子犬同士で遊べない子がいる。

そんな話を知り合いのドックトレーナーから聞いたこともあります。

マイコーギーの会員さんからも毎日のようにいろいろなご相談を受けますが、実はこの子犬の問題行動に関するご相談は、ペットショップで子犬を購入された方からのご相談です。

ちなみにマイコーギーの会員さんからのご相談は、飼い主さんには失礼ですが、ちょっと取り越し苦労であったり、飼い主さんの接し方が原因の”ちょっとした”問題行動が100%です。
人を怖がるなんて一度も聞いたことありません。

正直、私はなぜ子犬が問題行動を起こすのか
ピンときました。

ペットショップで子犬を購入された方からのご相談に共通するのは、
子犬が来たその日から問題行動がすでに始まっているのです。

つまり、飼い主さんの飼い方やしつけ方が悪くて問題行動を起こしているわけではないのです。

しかも問題のレベルは結構高く、飼い主さんも深く悩まれているようです。

ブリーダーの私の目から見ると、子犬らしくないというか、あきらかに普通の子犬とは違います。

子犬自身に問題がある!?

いいえ、実は子犬が悪いのではなく、
子犬を”モノ”として扱うペット業界のやり方に根本原因があるのです。

実際、先天的に性格や、精神面での異常があることは非常にまれです。

繁殖業者や大半のペットショップでは、犬は単なる商品でしかなく”モノ”としてしか扱いません。

子犬の精神面、心理面でのすこやかな成長に対する配慮などこれっぽっちもありません。

そのために、飼い主さんに引き渡されるまでの間に「後天的」におかしくなってしまうのです。

知られざるペットの流通実態

本当は、こんなこと書きたくなかったのです。
ホームページにこんなことを書くと、私はいつペット業界から嫌がらせをうけ、業界から追い出されるかわかりません。

でも、子犬のこと、飼い主さんのことを思うといつまでも黙っている気になれません。

ここではあえて私個人に降りかかる危険を冒して、このサイトを読んでいただいているあなたにだけ公表します。こんなこと書いているのは、本でも、ホームページでも私くらいです。

飼い主のみなさんは我が家に子犬がやって来るまでも我が家と同じくらい大切に扱われてきたと信じて疑わないでしょう。

でも、ペットショップにやってくる子犬に関していえば、事実はその反対なのです。

ところで、ペットショプの子犬はどこからやってくるかあなたはご存知ですか?

ブリーダーから直接?

いえいえ、実はペットショップで売られている子犬の99%以上が、業者間の流通経路に乗って流されてくるんです。

※自家繁殖しているペットショップは別です。

一口に犬のブリーダーといってもいろいろなブリーダー(繁殖者)がいます。

私は大きく3つにブリーダーを分類しています。
プロのブリーダー、アマチュアブリーダー、そして繁殖業者。
(これは私の考えに基づいた分類で、必ずしも一般的ではありません)

ペットショップのガラスケースに入れられている子犬たちの出所は、そのほとんどが繁殖業者です。

あとは「うちの子の赤ちゃんが見たい」的なアマチュアブリーダーが、飼い主さんを見つけられずにペットショップやせり市に持ち込んだり、ブローカーに買い取ってもらったり
そういった子犬も、中には含まれているようです。

プロのブリーダーは、すすんでせり市になんか流したり、ペットショップにもち込んだりするようなことはほとんどしません。

なぜなら、いい犬を作出することに情熱をそそいでいるプロのブリーダーであれば、
他の2種類のブリーダーよりも子犬を作ることに関してはるかにコストも愛情も掛けています。

せり市やペットショップで子犬を持ち込んでも、
プロのブリーダーがこだわっている「犬質」はまるで見てもらえません。
(つまり、スタンダードから見ていい犬か、悪い犬かなんてペットショップは関係ないのです)

それに割りに合う金額では取引してもらえません。

繁殖業者は、子犬の世話に手間を惜しむ

ペットショップのガラスケースにならんでいる子犬たちが
繁殖業者の手によって産まれてやってきことは
わかっていただけたと思います。

この業者が、精神的にも、肉体的にも健全な子犬になるように
きめ細かく配慮されていれば、まだ救われるのですが・・・

事実はその正反対。

ペットショップでの環境も
子犬にとっては少なくとも精神的にかなり過酷なのですが
そのことは後でお話しします。

とにかくウンチやオシッコの清掃や
一日数回のえさやり以外はほとんど手を掛けてもらえません。

いや、中にはそれすら不十分で、衛生的に問題のある場合も少なくないようです。

それにしてもどうして手を掛けないのか?

子犬を求める人に販売しているペットショップ。
最近はペットショップも結構販売コストがかかるんですよ。
だって、街の中とか郊外のショッピングモールの中やホームセンターなど
一般の人が立ち寄りやすい立地条件のいいところにありますよね。

テナント費用や光熱費、店員の人件費など犬とは直接関係のない
ところにかなりお金をかけているのは明白です。

それに子犬って、いくらペットブームとはいえ
発売開始のときのゲーム機みたいに
そんなに飛ぶように売れるわけではないですからね。

飼い主さんが決まるまで「在庫」としてかかえなきゃいけないわけです。

売れるまで、エサ代や清潔に保つための消耗品などの費用も結構かかります。

だから、彼らだって仕入れる子犬が高いと商売がなりたたないのです。

商売のため、子犬をできるだけ安く仕入れる必要にせまられています。

だからペットショップに子犬を供給している繁殖業者は
いやおうなしにローコストで子犬を生産することが求められるのです。

繁殖屋さんとショップは共存共栄、持ちつ持たれつの関係。
「安く犬を作ること」それはまあ言うなれば、ペット業界の掟(おきて)のようなものなんですよ。

繁殖業者は、ショップのそして、「安く子犬が買いたい!」という客の要望に応えるため
コストをできるだけかけずに、子犬を大量生産しています。

それは、プロのブリーダーとは違い、お金だけが目的だからです。

だから繁殖業者は子犬が母親から産み落とされた直後から
手間も、お金もできるだけかけません。

劣悪な環境下におかれる母犬や子犬

2006年6月20日にNHKテレビ 『クローズアップ現代』で
「増える障害犬 〜ペットブームの陰で〜」と言う題で
番組の中で犬を乱繁殖している悪徳繁殖業者の犬舎が映されていました。

http://www.nhk.or.jp/gendai/

倉庫か納屋を改造したような、薄暗いところに
所狭しと団地のようにゲージが積み上げられていました。

子犬も母犬も生きていくのに必要最低限の水とエサしかあたえられません。
日の光を見ることもなく、まるでブロイラーのように「出荷」まで育てられます。

そして1日に数回ウンチやオシッコの清掃がされる時以外は、
犬たちが入っているゲージの中に人の手が入ることはまずありません。

つまり、やさしくなででもらったり、だっこしてもらったりといった
このころの子犬にとって非常に大切な「人とのふれあい」など皆無なのです。

子犬のとき、手を掛けてもらえないと、
子犬はどうなってしまうの?

密室に閉じ込められて、人とのふれあいもなく、愛情も注がれない状態が、
ペットとして将来飼われるであろう犬にとってよいことでないことは
犬の専門家でない人の目から見ても、問題があるのは明らかでしょう。

やっぱり子犬は小さいときから
ブリーダーさんや飼い主が手を掛けてあげる必要があるのですか?

そういう質問があなたから聞こえてきそうです。

実際そのとおりなんですよ!

犬って生まれつき人に頭をなでられることを
喜ぶものだと思っている人もいますが、
決して「生まれつき」ではないのですよ。

すべての動物には防衛本能が備わっています。

本能的には近づいてくるモノや他者から身を守ろうとします。

人になでられても大丈夫なこと、心地よいこと、安心できることを
「後天的」に学習するのです。

そうして、人とのふれあいが楽しめるペットとしての犬になるのです。

ところが、「人とのふれあい」がないまま大きくなっていくとどうなるか。

そりゃぁ、人の手を恐れたり、飼い主さんといい関係が築けなかったりしますよ。

中には「恐怖心」のあまり人間に対して攻撃的態度をとったりする犬もいます。

冒頭の私のところにご相談のあった
「人の手を異常にこわがるのです、どうしてでしょうか?」
という子犬は、まさに「人とのふれあい」がないまま大きくなってしまった証拠なんです。

ブリーダーの経験からして、手をかけて世話してあげれば
普通は人の手を異常にこわがる子犬なんでできないですよ。

子犬の心はとてもデリケートなんです。

同じペットでも、脳が哺乳類ほど発達していない爬虫類とは
飼い方、扱い方が全然違います。

犬にとって大事なのは「社会化」なんです!

「社会化」とは、
簡単に言えば、他の犬や人間に慣れることです。

攻撃的になったり、異常に興奮したりせず、
友好的にふるまえるようになることです。

実はこの「社会化」こそが
ペットとして飼われるコンパニオンドッグ、家庭犬に
もっとも大切なことなんです。

だって、なつかないし、うなったり、攻撃的な犬なんて
飼ったって面白くないでしょ。

犬の「社会化」は、子犬が母犬から産み落とされた直後から始まります。

ブリーダーやその家族など子犬たちを世話する人に
触れられて、人馴れしていきます。

そして、母犬だけでなく他の兄弟犬との「遊び」のなかで、
犬に対する社会化や噛み付く加減を身に付けています。

この「社会化」のことを語るとそれだけで本が一冊書けてしまうほどの内容なのですが
とにかく犬が後天的に身に付けることのなかで
(いわゆるしつけ)は「社会化」はめちゃくちゃ大事なんですよ。

そのことは、ドックトレーナーや、犬の訓練士といった
プロの間では常識中の常識なんです。

そして「社会化」は大事なだけじゃなくって、
子犬のときにしか身に付けることはほとんど不可能なんです。

「オスワリ」や「フセ」は少々年をとってからでも覚えますが、
この社会化だけは成犬になってからでは遅いのです。

流通の都合による、早すぎる母犬、兄弟犬との離別

子犬は免疫の面からも、また精神的な面からも
8週齢(生後56日)以降にブリーダーの元を離れて
次の飼い主さんのところに行くのがよいとされています。

ところが繁殖屋さんのところで生まれた子犬は、
わずか5週齢(生後35日)、遅くても生後40日に出荷してしまわれることがほとんどです。

これは一般消費者が、生後3ヶ月あたりを過ぎた子犬は敬遠して
購入しない傾向が強いためです。

とにかく、特にショップでは「かわいい」というのが購入の大きな
動機付けになるので生後2ヶ月までの子犬に人気が集まり、
それを過ぎてしまうと、とたんに売れなくなってしまうのです。

一方、生産者(繁殖屋さん)の方も、1日でも早く出荷した方がコストも手間も省けて
一石二鳥、より儲けになりなります。

と言うわけでペットの流通の世界では生産者と販売者の利害が一致する、
子犬が生後35日〜40日になると子犬がせり市に出荷され、
ペットショップのガラスケース入りとなるわけです。

つまり望ましい母犬や兄弟犬との離別の時期とされる
8週齢よりも、3週間から2週間早いのです。

この2〜3週間は、子犬の性格や気質を形成するうえで
めちゃくちゃ大事な時期なんですよ。

たかだか2〜3週間くらい大したことないよ、
そう考える人もいます。

でも犬の成長って人間以上のスピードなんです。

犬は人間の7倍の速度で年をとると言われていますが、
子犬時代は7倍どころではありません。

人間の20倍以上の速度で成長します。

だって犬は生後6ヶ月で女の子なら初潮を迎えるのですよ。
つまり人間で言うところの「思春期」ですよ。

だから子犬時代の1日は人間にとっての20日間に相当するんです。

このことからも、子犬の成長にとって1日1日がいかに大事か
理解していただけると思います。

早く引き離してしまうとどうなるの?

子犬の心はとてもデリケートです。
早すぎる母犬、兄弟犬との離別は心に傷を残してしまいます。

そして、いつも飼い主さんを追い求めたり、興奮しやすい犬になったり
成犬になっても不安が消えないため、吠え続けたり
精神的に不安定な犬になってしまう可能性があります。

また早く母犬や兄弟から引き離してしまうと
大事な「社会化」のチャンスを逃してしまうことにもつながります。

「社会化」のチャンスがないと他の犬と上手く係われなくなるだけではなく
人を恐れたり、新しい飼い主さんの家庭環境になじめない犬が出来上がってしまいます。

子犬どうしの遊んでいるところを観察していると、
噛み付きあったり、じゃれあったり、おっかけっこをして
遊んでいるのがわかります。

兄弟犬との噛み付き遊びのなかで
噛むことの加減を子犬は学んでいきます。

一方が強く噛みすぎると、もう一方はいやがって
楽しい遊びが中断してしまいます。

そんななかで、
「ここまでなら噛んでもだいじょうぶ」
「これは強く噛みすぎ」など
子犬は自分で学習し、噛む強さをコントロールすることを
身に着けていきます。

だから兄弟犬との係わりが子犬自身の噛み付きの加減を身につけるためにも
非常に重要なのです。

犬、特に子犬が噛むことは
非常に自然な行為なのです。

ですが噛む加減を覚えることなく育った犬は
家庭で飼うには危険です。

ペットショップに着いてからも・・・

日本ではショーケースに子犬を入れた展示販売が当たり前のように行われていますが、
欧米ではすでに1980年代から法律で禁止されています。

それはただ単に「かわいそうだから」というだけの理由ではありません。

母犬から受け継いだ免疫が切れるか切れないかといった微妙な時期である
生後40日から60日の子犬に、いたずらに精神的にストレスをかけると
免疫力が低下し、感染症などの病気にかかり命を落としてしまう
確率が高くなるからです。

母犬や兄弟犬から引き離されて環境が変わっただけも
十分に、子犬にとって精神的に大変なのに、その上
ガラスケースに入れられて、四六時中人の目にさらされ、
ひとりぼっちで無機質な空間にとじこめられるのです。

そんな環境が子犬にとってよくないのは明らかですが、
これが想像以上にストレスになるのです。

子犬の姿を見て「かわいい」といって衝動的に飼って帰るには都合のよい
ショーケース販売なのかもしれませんが、ショーケースに閉じ込めた状態は、
何度も言いますが、子犬の社会化や気質や性格を形成していく上でも百害あって一利なし。

中には子犬同士が一緒に遊べるスペースがあって
子犬の社会化に気を配っているペットショップもあることはありますが、
残念ながらそういうショップは現在のところほんのわずかです。

2006年に「新動物愛護法」が施行されました。
ところが、ペット業界の利益が優先されたのか展示販売についての規制は盛り込まれていません。今のところ、子犬をショーケースに入れっぱなしにしても法律的には合法ですが、
「愛護法」というなら「もっと子犬のことを考えて!」と業界関係者だけでなく、
法律をお作りになった環境省のお役人や、法律でもって実際に取り締まっている
保健所の担当者にも言いたくなります。

ここまで話を聞いて
あなたは誰から子犬を譲ってもらいますか?

とにかく、すべてとは言いませんがペットショップの子犬に
「問題行動」が多いのは事実です。

しかも問題行動を起こしている子犬は以前より増えてきているように
私やドッグトレーナーたちは感じています。

私の知っているドッグトレーナーも「子犬がおかしい」
「子犬らしくない」「すでに精神的に病んでいるようだ」
そんな印象を持つ子犬が増えていると言っています。

それは近年のペットブームでより多くの人が子犬を求めるため
繁殖屋さんがより増産に走り、飼い主さんのところに来るまでに
子犬にとって「劣悪な環境下」で成長した子犬たちが増えている証拠です。

ここであなたに言っておきます。

子犬はかわいい反面、なんでもやってくれますから
子犬を迎え入れた数ヶ月は結構たいへんですよ。

それはブリーダーのもとで手厚く愛情いっぱいに
育てられた精神的、肉体的に「正常な子」でもです。

でももし仮にあなたが
心に傷を負った、精神的に不安定な子犬を手にしてしまうと
何倍も、何十倍も大変です。

同じ子犬を迎えるのであれば、精神的にも、健康面でも
健全な子犬を選んで迎え入れてください。

くどいですが
ペットショップの子犬の99%が
飼い主さんの手に渡るまで
ほとんど愛情を掛けられることなく育っています。

と言うことは、「社会化」や精神的なことが原因で、
その後問題行動を引き起こしてしまう可能性が高いのです。

私のところで子犬を希望されるみなさん、口をそろえるように
子犬の性格を聞いてこられます。

犬の「性格」はもって生まれた性格、犬種固有の性格もありますが、
母犬から生まれてきた後から、形作られる割合の方がはるかに大きいのです。

人間もそうですが、特に幼少期は性格形成上重要で
いい、悪いではなくあなたのところに来る頃には基礎的な部分は
すでに出来上がっています。

「三つ子の魂百まで」って言うじゃないですか。

あなたはそれでもペットショップの子犬を選びますか?

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