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「温かい手差し伸べるのが政治」初入閣の安住財務相

財務相に登用され、早期復興への意気込みを語る安住氏

 野田内閣の財務相として初入閣した安住淳氏(衆院宮城5区)は2日、都内の議員会館で河北新報などの取材に応じ、東日本大震災からの早期復興に向けて、政治主導で積極的な予算付けに取り組む考えを示した。

 ―重要閣僚での初入閣。感想は。
 「驚いた。できることを一生懸命やろうと引き受けた。緊張している。(国対委員長として国会を切り盛りした)今までは政局だったが、これからは政策で頑張る」
 ―前任の野田首相は財政再建を重視してきた。
 「私は被災地の議員でもあるし、震災復興に関しては財務省に『けちけちするな。現場の感覚で予算をどんどん付けてくれ』と言う。その財源は、国民の皆さんに(増税を)お願いしなければならないこともあると思う。丁寧に説明すれば分かってもらえるだろう。ただ、景気が踊り場にあるような状況だから、慎重に対応していきたい」
 ―地元は早期復興を期待している。
 「財源の裏付けがなければ復興は進まない。自治体の復興計画が絵に描いた餅にならないようにしたい。理不尽な災害に遭われた人たちに温かい手を差し伸べるのが政治の基本だ。被災地でつくづく思ったが、被災者にとってはやはり国が最後のとりで。十分分かっているつもりなので、スピード感を持って対応したい」


2011年09月03日土曜日


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