CIA、テロ容疑者の尋問依頼=カダフィ情報機関と提携―リビア秘密文書
時事通信 9月4日(日)6時15分配信
【ワシントンAFP=時事】米主要紙によると、ブッシュ前米政権時代の中央情報局(CIA)がカダフィ独裁体制を支えたリビア情報機関と緊密な協力関係にあったことを示す秘密文書ファイルがリビアの政府施設から見つかった。CIAは、捕らえたテロ容疑者をリビアに移送し、尋問の代行を依頼していたという。リビアは拷問が行われていることで知られ、ニューヨーク・タイムズ紙は「米情報当局は少なくとも8回にわたってテロ容疑者をリビアに送り込んだ」と伝えている。
2日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、この文書ファイルは、カダフィ大佐派が放棄した後のリビア対外情報局本部を調査した人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」のメンバーが発見した。ファイルには2004年、当時のCIAのカッペス作戦担当副長官がリビア対外情報局のムーサ・クーサ局長(後の外相、3月末に英国に亡命)に送った書簡も含まれていた。書簡は「親愛なるムーサ」で始まり、2人の親しい間柄を示唆している。CIAが当時、リビアへの「恒常的な拠点」設営に動いていたことも分かった。
【関連記事】
〔写真特集〕リビア動乱〜機内に巨大ベッド=カダフィ大佐専用機〜
〔写真特集〕カダフィ・ガールズ〜たくましき女性兵士〜
〔写真特集〕カダフィ大佐〜「中東の狂犬」と呼ばれた男〜
〔写真特集〕米海軍特殊部隊 Navy SEALs〜ビンラディン襲撃の実行部隊〜
反カダフィ勢力代表、来週首都入り=20カ月以内にリビア新政権
2日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、この文書ファイルは、カダフィ大佐派が放棄した後のリビア対外情報局本部を調査した人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」のメンバーが発見した。ファイルには2004年、当時のCIAのカッペス作戦担当副長官がリビア対外情報局のムーサ・クーサ局長(後の外相、3月末に英国に亡命)に送った書簡も含まれていた。書簡は「親愛なるムーサ」で始まり、2人の親しい間柄を示唆している。CIAが当時、リビアへの「恒常的な拠点」設営に動いていたことも分かった。
【関連記事】
〔写真特集〕リビア動乱〜機内に巨大ベッド=カダフィ大佐専用機〜
〔写真特集〕カダフィ・ガールズ〜たくましき女性兵士〜
〔写真特集〕カダフィ大佐〜「中東の狂犬」と呼ばれた男〜
〔写真特集〕米海軍特殊部隊 Navy SEALs〜ビンラディン襲撃の実行部隊〜
反カダフィ勢力代表、来週首都入り=20カ月以内にリビア新政権
最終更新:9月4日(日)9時30分
ソーシャルブックマークへ投稿 0件
この話題に関するブログ 1件
関連トピックス
主なニュースサイトで リビア の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 増水の川に男性流される…村人500人が追跡・救助成功=浙江(サーチナ) 9月1日(木)17時18分
- サンマの旬被災地懸命、水揚げ確保へ業者協力写真(読売新聞) 9月4日(日)2時4分
- トリポリ軍事基地、スカッドミサイル放置 武器の大量略奪も写真(産経新聞) 9月2日(金)7時56分
- シルト降伏期限、1週間延長 カダフィ氏は徹底抗戦呼びかけ(産経新聞) 9月2日(金)7時56分
- <名古屋市環境局>ごみ収集車の物損事故9件無届け…昨年度(毎日新聞) 9月1日(木)2時0分
|