■NY原油先物
安値：85.11ドル
高値：89.90ドル
終値：86.45ドル
前週末比（騰落率）：1.27％

■上昇、一時約1カ月ぶりの高値

上昇。前週は出来高の少ない日が続いたなか、1カ月ぶりに一時90ドル近くまで値を
戻した。ハリケーン「アイリーン」の経済的な被害が予想を下回ったこと、シカゴ連
銀総裁が追加緩和策を示唆したことが好感された。ただ、90ドルの大台手前で押し戻
されたこと、雇用統計が予想を下回り上げ幅を縮小した。


■上値の重い展開か、世界的に広がる景気減速への不安

想定レンジ：83.00〜90.00ドル

上値の重い展開か。メキシコ湾付近での暴風雨が発達する可能性が報道されており、
供給不足への懸念は買い材料。ただ、世界的に広がる景気減速への不安から、現在の
原油価格は高すぎとする市場関係者は多い。暴風雨の被害拡大などが報道されても、
高値圏での買い意欲は限定的となる可能性が高い。