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【福井発】

王者清水 視線は防衛戦 亀田大戦を熱望 「2階級制覇も」

2011年9月2日

ボクシング世界戦 一夜明け会見

世界戦の感想や今後の抱負などを話す清水智信=1日午後、東京都の金子ジムで(藤共生撮影)

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 県勢で初めて世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者になった清水智信(30)=金子=が、世界タイトルマッチから一夜明けた一日、東京都の金子ジムで記者会見を開いた。清水は「みんなから祝福のメールをもらって、王者の実感がわいてきた」と、あらためて喜びをかみしめた。 (藤共生)

 腫れ上がった顔を隠すため、サングラス姿で登場した清水。2−1の判定勝ちという結果を振り返り、「接近戦を練習してきた成果が出た。自分一人の戦いじゃないと思えたから勝てた」と、あらためて周囲の支えに感謝した。

 次は防衛戦への期待が高まるが、今試合で軽度の眼窩底(がんかてい)骨折を負い、半年近く試合が行えない可能性も出てきた。それでも、初防衛戦の相手に亀田三兄弟の次男、大毅(22)を熱望。「大毅選手はWBAのスーパーフライの1位だし、絶対に戦う可能性がある。向こうはフィジカルが強いから、スピードで勝負したい」と話した。

 一方で、「スーパーフライ級も防衛したいが、できたらベストのフライ級で二階級制覇を狙いたい」と新たな目標も掲げ、「今までボクシングをやってきた証しで、世界のベルトがほしかった。これからは周りの人のために戦う。皆さんに喜んでもらえるようにもっと強くなりたい」と、さらなる成長を誓った。

 

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