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【格闘技】

バンナがシウバ破る 元K−1戦士対決制す

2011年9月4日 紙面から

モンターニャ・シウバをロープに追いやり、パンチを繰り出すジェロム・レ・バンナ(左)=愛知県体育館で

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◇IGFプロレスリング GENOME17

▽愛知県体育館▽3日▽8試合▽観衆6288人

 IGFチャンピオンシップ初代王者・ジェロム・レ・バンナ(38)がアマゾンの大巨人モンターニャ・シウバ(34)とノンタイトル戦で激突。シウバの猛攻に苦しみながらも、最後はパンチの乱れ打ちで4分56秒のレフェリーストップ勝ち。王者の貫禄を見せた。

 バンナが“ロープ際の魔術師”になった。キックしてきた足をつかみ、そのままロープに引っかけて動けないようにすると、パンチの乱れ打ち。225センチの長身を逆手にとった頭脳戦法で大巨人を仕留め、「とにかく、デカくて、重かった」とバンナは大汗を滴らせながら笑顔を浮かべた。

 K−1出身の両者。実績から言えば、K−1で「番長」といわれたバンナがはるかに上。しかし、シウバも2003年の武蔵とのデビュー戦でダウンを奪った後、総合格闘技ばりに馬乗りになってパンチを浴びせる狂乱ファイト。反則もある程度はOKのプロレスルール向きといえる。

 事実、バンナは大苦戦。2階から振り下ろすようなパンチ。2階から落とされるようなブレーンバスター。ビッグフット・ドロップキックに首相撲からひざ蹴りとやられ放題。打撃では無理と判断したのか、タックルでテークダウンを奪い、関節技で応戦した。

 「人間でもモンスターでも誰とでも戦うよ」とバンナ。K−1時代にも“無冠の帝王”といわれたが、IGFでも「最強」の称号は誰にも渡さない。 (竹下陽二)

 

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