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触れていたい、って
かぁーっと顔が一気に熱くなる
「ちょ、待…!や、奏太くんがそんなこ、と言うから…!」 「せ、先輩が急にキスなんかするから!」
っも、もうパニック!
奏太くんにやられて私も盛り上がって大胆行動には出たけど!
「いつも言ってるけど、…俺は男なんです」 「…知、ってます」 「だから好きな人目の前に紳士でいれるほど、出来た人間じゃありません…」 「はい…」
つられて敬語になるけど、奏太くんの言ってることは爆弾発言です
普通の恋人同士はどうしてんだろう
いつまでたっても私は上手に応えることができない
「触って、…いい?」
そう言いながら奏太くんの手が私の頬に触れる
「もう触ってるじゃん…」 「頬だけじゃなくて、もっと触りたい」 「〜〜〜〜〜〜っ!」
私が赤くなるのを見ると奏太くんは優しく笑い、ぎゅっと抱き締める
獣だ
奏太くんは甘い甘い獣だ
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