大阪市内で小学２年の男の子が両親から虐待を受けて死亡した事件で、逮捕された母親の弟がＦＮＮの取材に答え、子育てについて悩んでいた様子だったと語りました。

逮捕された母親の森田良子容疑者（２９）と義理の父親の勝智容疑者（４４）は、大阪市西淀川区の自宅で、小学２年の藤永翼君（７）を投げ飛ばすなど虐待を加えて死亡させた疑いが持たれています。
家の近くでは、翼君の泣き声が頻繁に聞かれていて、良子容疑者の弟は、ＦＮＮの取材に対し、姉は子育てに悩んでいたと話しました。

【良子容疑者の弟】
「（良子容疑者は）『翼くんを怒りたくないし叩きたくないが、分かってくれるだろう』と。信じてるからな、親子やから」「『あまりきつくするな、口だけにしとけ』と言ったが、こんなことになって本当に残念」

良子容疑者は容疑を否認していますが、翼君の体にはタバコの火を押し付けたような痕が１０ヵ所ほどあり、警察は虐待の経緯を調べています。

近畿地方は湿った空気の影響で大気が不安定になり、大阪市では１時間あたりの雨量が過去の最多記録と並ぶ非常に激しい雨を観測しました。

大阪市などでは２７日午後から大雨となり、水があふれた御堂筋周辺では店舗が冠水する被害が出ました。

【記者リポート】「先ほどまで水は膝の下くらいまであったんですが、今は引いてきました。しかし、浸水したこちらの店では、バケツで必死に水をかき出しています」

大阪市では２７日午後４時８分までの１時間の雨量が７７．５ミリに達し、１９７９年に観測した最多記録に並びました。
大阪市の調べでは、東成区などで床上・床下あわせて３２１件が浸水する被害がありました。
気象台によりますと２７日は上空の風が弱く、発達した雨雲がとどまり続けたため、雨量が多くなったということです。

近畿地方では27日昼過ぎから雨が降りだし、大阪市では１時間に73ミリの非常に激しい雨が降りました。

近畿地方では前線に湿った空気が入って大気の状態が不安定になり、雷を伴う激しい雨が降っています。
この雨で、大阪では27日午後３時からの１時間に、73ミリの非常に激しい雨が降りました。
また東大阪市では27日午後４時半までの間に、100ミリの猛烈な雨が降りました。
大阪市内では店舗が冠水したり、御堂筋でも水があふれ、ひざ下まで浸かりながら歩く人の姿も見られました。

【御堂筋にいた女性】
「こんなに雨降って水があふれることが、大阪でもあるんだなって思いました。御堂筋が川みたいですね」

大阪管区気象台によると近畿中部では27日夜にかけ、１時間に70ミリの非常に激しい雨が予想され、浸水や河川の氾濫に厳重な警戒が必要です。

関西空港では毎年恒例の夏まつりが開かれ、会場には被災地の子どもたちが描いた絵が展示されました。

関西空港のことを知ってもらい利用の促進につなげようと、毎年この時期に開かれている「関空夏まつり」。
今年の会場では、東日本大震災で被災した子どもたちの絵が展示されています。
絵は岩手県大船渡市で津波の被害を受けた越喜来小学校の児童が「未来の超喜来」をテーマに描きました。
レストランにおもちゃ屋さん、そして、公園で遊ぶ子どもたち。
多くの児童が表現したのは、地震に遭う前の街の姿でした。
今年の関空夏まつりは「被災地に元気を送ろう」をテーマに、２８日も午前１０時から行われます。

兵庫県新温泉町ではビーチサッカーの大会が行われています。

この大会は自然を大切にするとともに、地域や世代を超えた交流の場を作ろうと６年前に始まったもので、今年は地元や京阪神などから６３チームが参加しました。
世界を制した「なでしこジャパン」の影響か例年にも増して女性の参加が多いということです。
参加した女性は「自然に囲まれて、中でするよりも開放感があって楽しい」と話しました。
参加者たちは砂浜に足を取られながらも懸命にボールを追いかけ、ビーチは熱気に包まれました。

滋賀県大津市では三輪車を３時間ひたすらこぎ続ける耐久レースが行なわれました。
このレースは、三輪車を使って最後までやり抜くチャレンジ精神を養ってもらおうと行われたもので、京阪神などから２３チームが集まって熱い戦いを繰り広げました。
レースは監督とメカニック、ドライバーが連携して、３時間で一周およそ１８０メートルのコースを何周できるかを競います。
ペダルがはずれるなどのアクシデントもありましたが、参加者たちはライバルに負けじと一心不乱にペダルを漕いでいました。

東日本大震災の被災地で行ったボランティア経験を通じその時感じたイメージを描き上げた18歳の画家の個展が大阪で開かれています。

イスや机だけが描かれた作品。宮城県石巻市で感じた、街や住宅に人が全くいない恐怖が表されています。
こちらの作品は家を解体している時の様子。壁に手を置くと、誰かがいるような感じを覚えたということです。
展示された100点の絵画は、大阪市西成区出身の画家・林俊作さんが描いたものです。
13歳で画家としてデビューした林さんですが、ボランティアの経験を境に描くものも変わったといいます。

【林俊作さん】「今までは、自分の描く絵が人にどう思われるかとか考えたりしていたが、間違ってもいいから自分が思っていることをちゃんと表現することが、画家として今しなければいけない事と思った」

この個展は来月１日まで開かれ、27日と28日の２日間は林さんによる公開制作も行われます。

ＪＲ大阪駅北側の梅田北ヤードに建設中の施設、「ナレッジキャピタル」のＰＲイベントが行われています。

会場内を案内してくれるロボット、屏風の細かいところまで再現することができるプロジェクターなど最新のテクノロジーが展示されています。
北ヤードで建設中の「ナレッジキャピタル」は企業や大学が実用化される前の技術を集めて新たなものを生み出そうとする拠点です。
このイベントは「ナレッジキャピタル」を多くの人に知ってもらおうと行われたもので、子どもたちも最先端の技術を体験していました。

【参加した子どもたち】
「いろんな体験が出来て楽しかった」
「最近の技術ってこんなに進歩してるんだなと思いました」

このイベントは２８日まで開かれています。

神戸市環境局の職員５０人が、回収したゴミの量を水増しし、手当を不正に受け取っていたことが分かりました。

神戸市によりますと、可燃ごみの収集を担当している職員は１日の回収量が基準を上回った場合、１０００円から１２００円の「定車制手当」を支給されていました。ところが去年７月、内部告発を受けた市が調査したところ、５０人の職員が、ゴミの計量器の上に乗るなどして回収量を水増し、手当を不正に受け取っていたことが発覚しました。この手当は今月になって廃止されていて、神戸市は「客観的に不正の認定が難しく、懲戒処分に至らなかった」としてこの事実を公表していませんでした。

夏休み最後の週末となった２７日、関西空港では「関空夏まつり」が開かれ多くの家族連れで賑わっています。

午前１０時、ステージ上に各地のゆるキャラたちが大集合し、今年の「関空夏まつり」が開幕しました。
このイベントは、関西空港のことを知ってもらい、利用の促進につなげようと毎年行われているものです。
会場には多くの親子連れが訪れ、子どもたちはゆるキャラとのふれあいを楽しんでいました。
また、全日空などが設立した日本初のＬＣＣ・格安航空会社「ピーチ」の座席が初めて公開されました。
シートに座った女性は「リラックスできるねえ。革張りのシートは少ないねえ、今までは布（きれ）のが多かったけど」と話していました。
イベントは、２７日は午後５時までで、２８日も午前１０時から行われます。

兵庫県香美町では、山陰海岸ジオパークの観光スポットを案内する中学生のガイドがデビューしました。

ここは、世界的に貴重な地形がある山陰海岸ジオパークの一角。
玄武岩の「味取の俵石」を案内しているのは、中学２年生の中根真くん（13）です。

「六角形の岩が集まっているものが俵に似ていることから、俵石と名づけられました」（ガイドをする中根くん）

観光関係の仕事に就くのが夢だという中根くん。
地元の観光協会の勧めで、ガイドを務めることになりました。
ちょっぴり緊張気味ではありましたが、小学生からの質問にもハキハキと答えていました。

「間違えちゃいけないと思って数週間前から練習していました」（ガイド終了後の中根くん）。

中根君は「機会があればまたやってみたい」と笑顔を見せていました。