南米チリ沖で空軍機が墜落か、取材チームら21人搭乗

2011年 09月 3日 14:18 JST
 
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 [サンティアゴ 2日 ロイター] チリ当局は、同国沖のフアン・フェルナンデス諸島近くで2日午後、国営テレビ局のスタッフら21人を乗せたチリ空軍機が消息を絶ったと発表した。同機は墜落したとみられている。

 国防相は、空軍機が2回にわたり着陸を試みたが失敗し、その後行方不明となったと明らかにした。国営テレビ局TVNは、人気司会者を含む同局のスタッフ5人が同機に搭乗していたと発表。5人は昨年同国で発生した大地震による津波被害の復興状況を取材するため、同諸島に向かっていた。

 フアン・フェルナンデス諸島はチリ沿岸部から約670キロ西に位置している。地元の首長は国営テレビに対し、乗客の所持品が島の近くで発見されたと述べた。目撃者によると、同機が消息を絶った当時は強風が吹いていたという。

 9月2日、チリ当局は、同国沖のフアン・フェルナンデス諸島近くで、国営テレビ局のスタッフら21人を乗せたチリ空軍機が消息を絶ったと発表した。写真は同機に乗っていた人たちの親族。サンティアゴの空軍基地で撮影(2011年 ロイター/Victor Ruiz Caballero)

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