タイで押収の北朝鮮武器、イラン向けの可能性=関係筋

2009年 12月 17日 10:03 JST
 
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 [バンコク 15日 ロイター] バンコクの空港で北朝鮮から到着した貨物機から大量の兵器が見つかり押収された事件で、タイ政府高官筋は、武器がイランに運ばれる計画だったとの見方を明らかにした。

 同高官は匿名を条件に、今回押収した兵器の捜査に携わるタイ政府の複数の軍事専門家の話として、「専門家の一部はこれらの兵器について、過去にも北朝鮮から武器を購入したことがあるイラン向けだったとみている」と述べた。

 同高官は、その理由として、押収した兵器の中に「テポドン2号」ミサイルの組み立て前の部品などが含まれていることを挙げた。

 タイ政府は12日、バンコクのドンムアン空港に緊急着陸した北朝鮮発の貨物機から兵器35トン余りを押収したと発表していた。

 12月15日、タイで押収された北朝鮮武器がイラン向けだった可能性をタイ政府高官筋が明かした。写真はバンコクのドンムアン空港に着陸した貨物機。12日撮影(2009年 ロイター)

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