2日午前10時20分(日本時間)ごろ、太平洋上空を飛行中のロサンゼルス発成田行きの日本航空61便(ボーイング777―300ER型)の機内で、乗客が持ち込んだ無線機器から炎が上がった。すぐに消えたが、乗客の男性1人が指先に軽いやけどを負った。運航に影響はなかった。
国土交通省や日航によると、炎が出たのは、パソコン用の無線LANルーター(縦5センチ、横10センチ)からとみられる。ビジネスクラスにいた40代の男性が電動リクライニングシートを動かした際、座席の間に挟まって炎が出た。座席に約5センチ四方の焦げ跡が残ったという。運航に支障はなく、定刻の同日午後4時50分ごろに成田空港に到着した。やけどを負った男性は病院で手当てを受けたという。
同省によると、機内での無線機器の使用は禁じられているが、持ち込みに制限はないという。