えひめ女性財団(松山市)主催の地域エンパワーメントカレッジが2日、今治市大西町宮脇の大西公民館で始まり、市民約65人が男女共同参画への意識を高めた。
同財団が1989年から東南予で毎年開催。2日は「私の町の『男女共同参画』」をテーマに、県男女共同参画センターの亀岡マリ子館長(65)ら3人が現状や今後の課題などを探った。
亀岡館長は「男女共同参画社会の実現は女性だけの問題ではなく、男女ともに住みやすい社会にするために必要」と強調。行政・企業・住民の三者一体となった取り組みの重要性を説き、「一人一人が率先して意識を変えれば、地域や社会が変わる」と呼び掛けた。
同市の市民グループ「今治タオル体操愛好会」(約150人)の渡辺小百合会長(46)は、歌や寸劇を交えながら同会の活動内容を発表。「男女共同参画を勉強した集大成として、女性パワーで今治を盛り上げたいとの思いで始めた」などと語り、参加者にタオル体操を伝授した。