ソウル駅で「姜宇奎像」除幕式

爆弾を投げる姿そのままに…

 1919年9月2日に当時の朝鮮総督に爆弾を投げた独立運動家・姜宇奎(カン・ウギュ)の銅像が2日、当時の現場だったソウル駅広場に建てられた(写真)。

 姜宇奎(1855‐1920)は大韓老人同盟団のメンバーで、同年9月2日に斉藤実・朝鮮総督に向かい爆弾を投げた。暗殺には失敗したものの、日本人官僚ら37人が死傷した。姜宇奎は翌年11月29日にソウル・西大門刑務所で殉国した。62年に建国勲章大韓民国章が授与されている。

 この銅像は「姜宇奎義士記念事業会」が3年間の募金活動と政府支援金を合わせ8億2000万ウォン(約6000万円)をかけ、建てたものだ。

 銅像は高さ4メートル90センチ、台座は1メートル25センチで、彫刻家シム・ジョンス氏(69)が制作した。韓服のコート「トゥルマギ」姿で、爆弾を投げようとしているところだ。除幕式にはパク・ユチョル光復会長や烏山高校の生徒ら約1000人が出席した。カン・インソプ記念事業会長は「愛国精神を呼び覚まし、先進統一祖国を目指す精神的な道しるべになれば」と話している。

写真=蔡承雨(チェ・スンウ)記者

アン・ジュンホ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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