目が覚めたら七時半過ぎ、昨日はなんだかんだ言って選挙速報を見てしまった。
　起きて近場の喫茶店、名古屋近郊の人で知らない人はいないだろうコメダ喫茶店。
　まず、駐車場が満車なのにビックリ、土日と働いたので振り休を取っているから今日は月曜日、時間は九時過ぎ。
　連れに言わせると「この辺では当たり前」だそうだ、朝飯は喫茶店で食べるのは当たり前、名古屋の人が他の土地に嫁げないのも無理はない。
　てっきりモーニングをオーダーするのかと思ったら、アイスコーヒー、自分はホットコーヒー、そしてウェイトレスさんが「モーニング付けますか」に「二人とも」と。
　すると、厚切りパンとゆで卵がコーヒーと一緒に出てきた、でもこのくらいの「サービス」は名古屋地方では当たり前なのだ。

　ホテルの宿泊時間を延長して（最近のビジネスホテルは、「ごゆっくり仕事をどうぞ」と昼間も部屋を開放している、もちろん有料）、うだうだしてしまった。
　身体の疲れは寝れば取れても、心の疲れは横になっても取れない。

　夕方になって大阪に行かなくてはいけないので、近場の地元の有名店に。
　鬼ぶたらーめん＠愛知県刈谷市、六時開店の一番乗りだ。
　カウンター十席にテーブル代わりの小上がりが三卓、この辺りの店にしては狭くて全体的にこじんまりとしているなぁ、お客さんがいたらとてもいい感じの活気なんだろうな。

　で、連れは鬼ぶたらーめんしょうゆ五百八十円、私は青鬼らーめん六百八十円、餃子は三百五十円。
　青鬼とは「にんにくスープで辛い」とあるので、色々と期待してドンブリを受け取ったけど、ニンニクの臭いだけはした。
　えっと、スープは醤油ベースなんだけど薄っぺらい、アッサリとかコッテリとかじゃなくて薄っぺらい。
　ニンニクチップ（油で揚げていなくて生）と唐辛子などがたっぷり入っていて、それに負けないように長ネギ刻みがたっぷり。
　長ネギはかなりの部分で繋がっていた、ワザとじゃないだろうか、これだけ繋がっていればドンブリに入れるときに分かりそうなものだ。

　細くて縮れ麺は特にどうということはない、スープが熱めだからすこし固めに茹でてもらった方がいいかも。
　そしてこの店のウリであるチャーシュー、いつ切り分けたか分からないくらいに鮮度が落ちている味。
　このチャーシューでどうだこうだと言われてもなぁ、なんとも言えないですね。
　餃子はもっとビックリ、これで金を取ると言われても困るくらいの味、何日前の餃子なんだろうか。
　何度か行こうとして行かれなかった店なので、そこそこ期待していた連れは頭の上から足のつま先まで残念がって（怒って）いた。
　私は呆れてしまった。でもこの味がこのラーメンがこの土地には受け入れられているのだろう、私の地元にも同じようなラーメン屋が沢山ある。

　今週から宿を西中島南方から森ノ宮に移す、まずはこれも三年前に何度通った焼肉李安＠森ノ宮。
　三年前と一緒でガラガラ、三年間ガラガラだったわけでは無いだろう。
　テレビに一番近いテーブルに一人で陣取って生ビールを、ビール党には申し訳ないけどビールは一杯目だけ。
　早速メニュを見たら「タン」の値段にテープが貼られて消されている、もしやと思って尋ねてみたら「高くて入荷できない」とのこと。

　ついこの前に食べたチェーン店では普通にあったけど、無い店には無いのか、残念だけどレバー刺しとユッケを。
　レバーはそこそこ、本当に美味しい生肉はネギもゴマも乗せられていないでそのまま食べるものだ。

　何も焼き物がないのは寂しいのでバラ肉を、かなり大きな肉片、軽くタレが付いていたので軽く炙って食べる。
　レモンサワーを二杯飲んで退店、また、他の店を探さなければ。/td>