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2010.02.17.

地球環境秀明:下水道に汚泥流し・社員ら逮捕!

社長に逮捕状!

社長が弁護士と出頭・逮捕!


 下水道に油を含んだ汚泥を流したとして、県警生活環境課と沼津署は2月8日、微生物を使ったバイオトイレなど環境ビジネスを手がける「地球環境秀明(ひでみつ)」(本社・沼津市)の社員ら3人を廃棄物処理法違反容疑で逮捕した。同社の高嶋康豪社長(58)についても同容疑で逮捕状を取り、行方を追っている。

 県警によると、逮捕したのは、沼津市大岡、同社社員、富田広信(60)▽同市原、元同社社員、原田栄二(58)▽同市東原、同、堤直樹(38)−−の3容疑者。

 逮捕容疑は、09年5月28日〜6月25日にかけ計3回、清水町八幡にある秀明の営業所内にあるマンホールから汚泥を下水道に流したとしている。県警によると、富田容疑者は容疑を否認し、原田、堤の両容疑者は容疑を認めているという。

 同課によると、秀明は浄化設備を岐阜県内の工場に納入したが、うまく機能せず、引き取った汚泥の処理に困り、下水道に流したとみている。この工場を経営する会社は「5年前に浄化設備の設置を依頼したが、契約通りの処理能力がなかった。裁判で損害賠償を求めている」と話した。

 静岡県によると、県東部の生活排水を処理する沼津市の「狩野川西部浄化センター」に昨年5月末〜6月末に汚泥が計6回流れ込み、通常なら半日から1日の処理時間が3〜4日に延びたという。

 ホームページなどによると、秀明は99年12月に設立。微生物を使った排水処理など環境ビジネスを手がけ、県のホームページでも紹介している。販売するバイオトイレは富士山にも設置されている。

 環境ビジネスを手がける「地球環境秀明(ひでみつ)」(本社・沼津市)の社員ら3人が油を含んだ汚泥を下水道に不法投棄していたとして廃棄物処理法違反容疑で逮捕された事件で、沼津署などは2月11日、沼津市原、同社社長、高嶋康豪(やすひで)容疑者を同容疑で逮捕した。同署などは、汚泥の不法投棄は高嶋容疑者の指示とみて逮捕状を取り行方を追っていたが、同日正午ごろ、弁護士に付き添われ同署に出頭した。

 同署によると、高嶋容疑者は「(汚泥を捨てるよう)指示していない。自分は知らない」と話し、容疑を否認しているという。