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1日午前、出水市の九州新幹線の線路上で、車両にはねられたとみられる遺体が発見されました。
警察は死亡したのは、捜索願いが出されている出水市内の女子中学生である可能性が高いとみて身元の確認を急いでいます。
警察によりますと、1日午前9時40分ごろ、出水市境町の九州新幹線の線路上に遺体らしきものがあるのを消防署員が発見しました。
その後、新幹線の運転を止めて現場を確認したところ、車両にはねられたとみられる遺体であることが確認されました。
遺体が見つかったのは出水駅と新水俣駅の間の上り線の線路上ですが、周囲はフェンスなどで囲まれているため、人が誤って入ることはないということです。
出水市内では31日未明から中学2年生の女子生徒の行方が分からなくなっていて、線路上で遺体を発見したのも、この女子生徒を捜索中の消防署員でした。
そして、事故現場から見つかった衣服がこの生徒のものと一致することを保護者が確認したということです。
このため警察では死亡したのはこの女子生徒である可能性が高いとみて、さらに身元の確認を進めています。
この事故で、九州新幹線は熊本駅と鹿児島中央駅の間で約3時間にわたって運転を見合わせたため、11本の列車が運休するなどし、3500人に影響が出ました。
九州新幹線で人身事故が起きたのは、今年3月の全線開業以来、初めてです。