もう一度ネットトレードを研究してみた

August
30
2011

 大学時代の友人でFM(ファンドマネージャ)をやっているO君と久々に相場の話をしました。最近はラジオやWEBストリーム放送などに出演が多くかなり売れてきてます。ちょうど、今回のコンプリートPCのラインナップに久しぶりにNET TRADER'S  LINITED を加えたこともあって、いろいろ環境面で研究していた経緯もあって、タイミングは良かった。けれど、やはり悪友ともなれば、裏話が先行してしまって、彼の今後の活躍と名誉のためにも内容を書くことは遠慮させていただきますが・・・(笑)。

 

 それでも、思ってる以上に状況は悪くはない、と言うのがFMとしての意見だったです。それよりも考えるべきは、今後日本がどうなってゆくかということ・・・。そりゃ、その通りで、相場の過去をいくら考えても始まりませんから。いろいろ総合すると、日本市場もこれからは結構いけるんじゃないか、というのが私の結論で・・・・。まぁ、そんなことはどうでもいいですが、いまのネットトレードでもFXなどは、受け手の環境がいまいちなこともあって、また取引の性格上ハードウエアに拘る必要もあまりにないかも、と思うんです。しかし、株式のほうはそうはいかないし、まして株式とFXを両建している場合には、やはりそれなりの環境がないと話にならないと思いますので。その意味では各証券会社の環境等も調査して、それがどのように東証(や大証)のシステムにリンクしているのかも含めて、またシステムトレードの現状も加味して、仕様を決めてゆきました。

 

 そして、ただネットトレードするだけでなく、過去のモデルも含めてこのラインナップでは、最も信頼性(耐久性も含めた)の高い仕様にしました。なにせ、個人でも本格的なシステムトレードを実践する場合には、24時間ノンストップで稼働することが前提です。PCが落ちでシステムが動かないなんて、正直「洒落」にならないですから。以前、弊社がNET TRADER'S  LIMITEDを出した当時は、個人投資家ブームでもあり「気軽にお手持ちのパソコンでラクラクトレード」なんていうコピーがありましたが・・・。そんなぁ・・・そんなんじゃ絶対無理じゃないか?と考えていました。特にデイトレードでは絶対に無理ですし、最近は長期トレンドを追いかけるというのは、全く危険ですからそれも勧められないですし。当然、勝とうとするなら環境は凄く重要なファクターにあると思います。

 

 情報機器を使ったトレードであるなら、その性能は高いに越したことはないんです。大型ファンドでなくても最近は国内の中・小規模ファンドであってもシステムトレードをやっています。PCクラスの性能でシステム運用するんですが、そういうファンドは中・小型銘柄での運用をやります。つまりは個人投資家の主戦場である新興市場などでは、やはりアクセスの速さは無視できない要素なんですね。そういう意味では、ここのクラスのPCは必須だと考えるんです。

 

 ネット系の小型銘柄はやはり今後のネットトレードの主力になると思います。リスクも小さくはないので、市場には出来るだけ短時間で。けれども日本株は今後かなり有望だと思いますので(私の個人的な意見ですけど)。

 

 WiNDy NET TRADER'S  LIMITED

 > http://windy-online.com/pc/user/nt/

 

 

 

Posted by hoshino | この記事のURL | コメント (2) |

コメント

Re: もう一度ネットトレードを研究してみた

このエントリーを含めて、オリジナルブランドのPCに関連したものが最近多いですね。

さて、手前味噌で申し訳ないですが、今月号の『日経WinPC』特集1「みんなの自作プラン」に、自分の考えた、ALCADIA XEUSベースのDIY PCのシステム構成が掲載されています。PC整備のプロの末席を汚す立場から、高信頼性、高耐久性のPCを作るなら自分はこうする、というスタンスでの提案です。
パーツ構成を見ればわかりますが、基幹パーツには、ショップで入手できるパーツの中から、高信頼性、高耐久性のものばかりを選んでいます(電源ユニットはニプロン製品、メモリーモジュールはセンチュリーマイクロ製品など)。システムはSSD、データはHDDに入れ、HDDは2台をソフトウェアで常時ミラーリングして運用です。グラフィックスカードの機能により、3画面マルチディスプレイ環境も作れるおまけも見逃せません。
編集部のコメントは「テーマがユニーク」ですが、クリエーターや投資家の使うPCに求められるのは、何よりも、ハードウェアの不安定要素など発生もしないぐらいの高信頼性と、メンテナンス性の良さも加味した耐久性。それを考えたら、「ユニーク」ではなく、「全然あり」の構成です。
DIY PCだからこそ、パーツの信頼性や耐久性に振ったシステム構成が個人でも可能と思いますし、その自由度がDIY PCの魅力でもあるでしょう。価格が安いPCはごまんとありますが、信頼性の高いPCはなかなかないですよね。市場は狭くニッチなものでしょうが、求めている人は絶対に求めているタイプのPCです。なので、このエントリーにあるような用途特化型PCのような形で提案する価値はあるかと。

…あ、先述した自分のPCシステム構成は、お暇な時で構いませんので、よろしければご高覧ください。

Posted by: A.きっしー at August 31,2011 14:56

Re: もう一度ネットトレードを研究してみた

A.きっしー様 コメントありがとうございます。

今月号の「Win PC」見ていました。私も気が付きましたがご本人からコメントいただけるとは思いませんでした。

XEUSの仕様を拝見し、弊社のコンプリートと非常にコンセプトが近いと感心いたしました。ご指摘の通り、PCの自作というのは、自作自体個人の個性や考え方の発露でもあるので、もっとバリエーションが広がってもいいと思います。こういうことは、なるべく定番を作らない自由さがあって、そこからピュアな思考から様々なPCを作ればよく、その意味でコンテスト的な企画はあまり意味がないと思っています。私としては現状の「価格を優先した流れ」もまた、意味がないと考えます。5万円の安価なものがあって1000万円の高価なものがあって、それぞれに否定するのではなく認め合うことが肝要です。

 さて、きっしー様の仕様は相当にハイレベルと評価されるものだと思います。弊社でもメモリーはセンチュリーマイクロとキングストンが候補で非常に迷いましたが、弊社では後者を選択いたしました。SSDも同様で、INTELかCRUCIALかと言う中で、前者を選択しているわけです。そして言うまでもなく、業務での使用を前提とするのであれば、速度と信頼性を重視いたします。弊社の場合パーツの組み合わせを「期待故障間隔」を数値化して全パーツで組み合わせるという手法をとります。これは産業用機器などでの信頼性確保の手法の一つですが、目的や用途という要素を加えて最終判断としています。

 自作市場で一般に推奨されている仕様の信頼性は、この手法では決して高いものではありません。つまりは、必ず2年以内に何らかのトラブルに見舞われるレベルであることはほぼ確実で、それをプロ仕様、エンス仕様と主張することは、メーカーのはしくれとしては出来ない相談です。

 もう少し、信頼性と言う面にフォーカスがあたるような環境になるといいですね。ざっとですが弊社の手法で評価させていただきましたが、きっしー様のPCは「期待故障間隔」評価で断トツ1位の値でした。

Posted by: hoshino at August 31,2011 16:42

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