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2008年6月10日 (火)

6月 9日(月)沖縄県議会与野党逆転

Image144 短期間ですが、昨日投開票の沖縄県議会選挙に行ってきました。写真は応援した島尻群区の民主党系候補の選挙カーと私です。トップで当選したので本当に良かったのですが、そこまでとは正直思えなかったのでびっくりもしました。後期高齢者医療制度など、自民党政治への嫌気ととにかくいっぺん変えよう、という意識がくまなく広がっていることは沖縄も同じだと改めて確信しました。那覇市だけでなく沖縄全体で示された結果でした。

もともと沖縄はおじい、おばあは大事にする、高齢者を大切にすることがあたりまえという意識が根付いているところです。第2次大戦で悲惨で痛ましい地上戦が戦われ、「自決」を強いられる地獄を生き抜いて沖縄をつくってきた世代を「後期高齢者」として差別し苛めることに我慢ならない、といった地元応援弁士の演説を何度も聞きました。自民党の地方議員だけれどこの問題で、今回は反自民の立場で民主系候補を応援した議員が多く出たのも沖縄ならではかも知れません。まして沖縄は年金制度の整備が遅れたことや、今も国民年金加入者の保険料納付率が低いことなど、年金制度で恩恵を受けている人の割合も信頼性も低いのに天引きだけ強行されるのは納得できないのも道理です。4月の山口2区の衆院補選についで、またも有権者から後期高齢者医療制度がノーを突きつけられたことになります。

今回の県議選の結果では、沖縄県議会の自民公明の知事与党が多数派から転落したことも沖縄の今後の政治状況をどう変えるか興味深いもの。今後の那覇市長選挙や2年後の沖縄県知事選挙と沖縄の政治変革もまだまだ続きそうです。

今日は市役所での話し合いごとに行ってまたすっきりしないまま宿題を一つ先送りです。最近はレポート配布活動が奏功してか、署名へのご協力とともに相談ごとなども増えています。問題が深刻なものも結構あり考え込むことしきりです。湯浅誠氏が「反貧困」という本の中で「すべり台社会」という言い方をしていますが、本当に今の日本はそうなっていると痛感します。一番必要なところで行政が担うべきセーフテイーネットも機能していないのです。昨日の秋葉原で起こった悲惨な殺人事件の加害者も、派遣の契約打ち切りという、すべり台から落ちて行くことへの絶望が根っこにあったと思えます。寮として住んでいた住居も仕事と同時に失うことへの絶望が人を壊してしまうきっかけになることもあります。 犯行はもちろん正当化できるはずもありませんが、千代田区が警察のパトロール回数を増やしても、加害者への刑を厳罰化しても、雇用関係法を改正し、被雇用者の収入と生活の安定を確保するなど元から正さなければ何も解決しないのではないでしょうか。加害者の個人的性格に帰していい問題ではないはずです。この手のメデイアの取り上げ方には憤りを覚えます。

それにしても梅雨明け前の沖縄の選挙は雨がとても多くて参りました。それでなくても多雨のイメージが強い沖縄ですが、最低気温が高いので大丈夫だろうと思っていたのですがやっぱりこたえたようです。年齢のせいでしょうか。      

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選挙前与党   自民党(20議席)、公明系会派(6議席)、無所属(1議席)野党  [続きを読む]

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